サービス付き高齢者向け住宅SOMPOケア ラヴィーレレジデンス世田谷千歳台ホームだより

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大人のための朗読会 ~声とことばを紡ぐひと時を~

2024年8月8日

こんにちは!
ラヴィーレレジデンス世田谷千歳台です

8月8日(木) 14:00~15:00
「ことのはの会」の皆さまによる朗読会が開催されました。

本日の出し物は3本でした。

・「彼らが失ったものと失わなかったもの 」 森 絵都 著
・「聞きっかじり」  神吉拓郎 著
・「八月の午後」  立原正秋 著

それぞれ短編集や傑作集に収録されている作品です。

今回は
「彼らが失ったものと失わなかったもの 」 について簡単にご紹介します。
こちらの作品は、オール讀物2007年2月号~12月号にわたって掲載されたものを単行本化したもので
表題「架空の球を追う」を含む11編から構成された短編集の中のひとつです。

空港の免税店でワインを買ったイギリス人夫婦のお話です。

物語の主人公が「重そうだから」と買うのをやめたワインを、
店員に「箱は落としても壊れないぐらい丈夫だ」と薦められ購入したのだが、
箱は普通に持っているだけで壊れてしまい、
ビンは割れ、妻のドレスはワインまみれになってしまった。

しかし彼らはその状況下で大騒ぎすることはなかった。
嘆き叫ぶこともしなければ、リカーショップの店員に文句をいう事もなかった。
ご主人は静かにワインの破片を拾い続け、
妻はトイレからペーパーを持ってきてこぼれたワインを拭きとる。
彼らは完全に掃除が終わったときに微笑み、凛として立ち去るのだった。

つまり、
彼らが失ったものはワインであり、
失わなかったものは、
イギリス紳士としての誇りだったのです。

物語の最後に登場する、
彼らの行動を眺めていたアメリカ人少年の表情の描写がとてもよかったです。
彼らの心は誰よりも豊かだろうと思わずにはいられない、
心温まる作品でした。

今回も臨場感たっぷりの朗読に
ご入居者様も思わず身を乗り出されたり、
時には笑顔になられたり・・・
それぞれに楽しまれたご様子でした。

次回は10月の開催を予定しております。
秋の気配を耳からもお届けできると嬉しいです。

ご入居者様とご一緒にご家族様にもお逢いできれば幸いです。

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