サービス付き高齢者向け住宅SOMPOケア そんぽの家S上新庄東ホームだより

24H看護
スタッフ
認知症ケア 寝たきり 全室個室 お看取り 病態食
対応
短期利用可 夜間たん吸引 リハビリ
強化ホーム
日中看護
スタッフ
ホスピス
プラン
ミニキッチン
付き
バス付き
ホームの日常

上新庄東流!!介護のお仕事!「補聴器について」

2024年2月2日

ホームページをご覧の皆さま!!!
ご覧頂き誠に有難う御座います!!

令和6年 1月度 毎週金曜日 担当させて頂いております。
介護職員の中村と申します。

どうぞお手柔らかに宜しくお願い致します!!

さて!!今回、私がご紹介させて頂きたい事は・・・ズバリ!!・・・

上新庄東流!!介護のお仕事!【補聴器について】
の続きのお話しをお届けさせて頂きたいと思います。

前回のお話しが気になられましたら下記URLよりご確認下さいませ!!
https://www.sompocare.com/service/home/satsuki/H000426/message-detail/259616

前回でお話しさせて頂きましたが、
 
補聴器とは会話やテレビの音声など、「聴こえにくさ」を
改善する為の機械です。

聞こえてくる音を大きくする為、「増幅器」とも呼ばれます。
補聴器のしくみは、マイクに入った音波を電気信号に変換し、

その信号を大きな音にして耳に伝えるものです。

そこで前回、「補聴器について」のお話しさせて頂きました。
「聴こえにくさ」・・・音の伝わり方に着目し、

どの様な方法で音を聞き取れるのかの仕組みに
ついてお話しさせて頂きます。

【気導】
気導とは、音が外耳道の空気を通して内耳に伝えられる
音の伝わり方です。

次に気導にによる「聴こえについてお話しさせて頂きます。
①耳介で捉えられた音波は外耳道を通り、鼓膜に当たります。

②鼓膜がしんどうします。

③鼓膜の振動は耳小骨に伝達します。耳小骨はステレオアンプ
 に相当し、ここで振動が増強されます。

④耳小骨の振動は蝸牛(かぎゅう)に到達します。
 蝸牛内にあるリンパ液が振動する事で
 有毛細胞を動かします。
 有毛細胞は、感知した動きを電気信号に変換し、
 聴神経に伝えます。

⑤聴神経がこの情報を脳に伝え、音として認識
 されます。



【骨導】
骨導の仕組みの前に、人間が音を聞く仕組みについて
簡単に説明を行います。

私達の身の回りで起こる様々な音は、
空気の振動として耳に伝わります。

この振動は耳の穴を通り、鼓膜を振動させること
で耳の奥にある「蝸牛(かぎゅう)」という部分に届きます。

蝸牛はその名の通りカタツムリのような形をしていて、
音の情報を脳に伝える役割を担っています。

しかし人は耳の穴を使わずに音を聞くこともできます。
それが骨伝導です。

「骨伝導(骨導)」は、耳の穴や鼓膜を使わず、
耳周辺の骨を振動させて、その振動が蝸牛へと届く仕組みです。

私達は鼓膜ではなく、蝸牛で音を聞いています。
人が音を聞くとき、鼓膜を使っても骨伝導であっても、

蝸牛に適切な振動が届けば、音が聞こえるのです。

骨伝導イヤホンなどは、耳周辺の骨を振動させる事で、
蝸牛へ音を届ける仕組みになっております。

骨伝導イヤホン・補聴器などの骨伝導を利用した装置は、
通常のイヤホンと異なり、骨伝導振動子と言われる部品

が使われています。
この部品が皮膚の上から骨を振動させます。

デザインについては、骨伝導イヤホンの場合は、
耳の顔側の骨を振動させるタイプが多いです。

骨伝導補聴器の場合は、耳の後ろ側の骨を
振動させることが多いです。

骨伝導イヤホンと骨伝導補聴器、どちらにしても
皮膚に対して強く押し付けると、

振動が骨まで届きやすくなり、結果として
蝸牛に届く音が大きくなります。

【気導と骨導の違い】
気導は・・・・

①外耳道  ②鼓膜  ③耳小骨  ④蝸牛  ⑤聴神経
の順に伝わっていきます。

骨導は・・・・

①人体組織  ②蝸牛  ③聴神経
の順に伝わっていきます。

いずれも物理的エネルギーが蝸牛にて電気信号に
変換され聴神経へと

伝わっていくことは同じですが、物理エネルギー
が蝸牛に伝わるまでの経路が異なる事になります。

【軟骨伝導】
軟骨伝導とは、音源から内耳(蝸牛)に至る音伝導経路の一つである。

この経路は奈良県立医科大学耳鼻咽喉科学の細井裕司教授(現学長)が音情報を
含む振動を耳軟骨部に与えると音が内耳に良好に伝達される事を発見し、

気導・骨導に次ぐ“第3の音伝導経路として”「軟骨伝導」
(当初は軟骨導と称していた)という概念と用語を提唱された。

「軟骨伝導」は「骨伝導」の一種であるかのように誤解され
がちですが、

その聞こえのメカニズムや音伝達の性質、特徴は「骨伝導」
とは、全く異なります。

骨伝導音は、音(振動)エネルギーが頭蓋骨を介して内耳に
伝わる事により聞こえる音で、音エネルギーは

鼓膜や中耳を介しません。

一方、軟骨伝導は、音(振動)エネルギーが筒状の外耳道の外半分
を形成する外耳道軟骨を振動させて外耳道内に気導音(空気の疎密波)
を生成し、

その気導音が鼓膜や中耳を介して内耳に達する事による
聞こえの現象です。

このメカニズムの違いにより、軟骨伝導では心地良い
周波数特性の音が得られたり、

完全なステレオ感が得られる等、試聴によって気導音
とも骨伝導音とも異なる事が体験できます。

〖軟骨伝導経路の理解の為に、気導経路、骨伝導経路と比較する〗
・気導経路:耳の外の音源から出た音(空気の疎密波)が耳の中に入り、
 鼓膜・中耳を通って蝸牛に達する経路。

・骨伝導経路:骨伝導振動子が骨を振動させ、その骨の振動が蝸牛に
 直接音を伝える経路で、鼓膜、中耳を通過しない。

・軟骨伝導経路:軟骨伝導振動子が外耳道の軟骨部を振動させると、
 その振動によって外耳道内に音が生成され、その音が
 鼓膜、中耳を通り、蝸牛に達する経路。
 一般のラウドスピーカーにおいては、振動子からの振動を受けた、
 振動板が音を作るが、軟骨伝導においては、外耳道軟骨が
 振動板の役割を果たしている。
 この場合、振動板は円筒状なので、円筒の内部に音が形成される。
 つまり、音を聞く人の外耳道内に音源が出来る事になり、
 その音が鼓膜、中耳を介して蝸牛に達する。

音源が外耳道内に出来る点で気導と異なり、
骨の振動を必要としない点で骨伝導と異なる。

以上を持ちまして「補聴器について」と途中より
聞こえの仕組みの話になりましたが終了となります。

今回はここまで。次のお話しは次週の金曜日にお話しさせて頂きます!!

より深く介護のお仕事はどの様な事をされているのかを
お届け出来ればと考えております!!




1月が過ぎまして気が付けば2月に入りました。

寒さがまだまだ堪えますが
ホームだよりをご覧になられておられます

皆様方は体調は崩されたりはされておられないでしょうか?

私達、上新庄東に勤めております職員も体調管理には、
気を付けさせて頂き、

ご入居者様の暮らしのサポートを万全の体制でさせて頂いております。

ホームだよりをご覧になられております皆さま方も
心と身体の健康に気を付けて頂き、

日々を自分らしく過ごせて頂ける様、
上新庄東に勤めております職員一同

心より願っております!!!

次回!!上新庄東流!!介護のお仕事!「排泄」
についてのお話しをお届けさせて頂きます。

介護職員 中村

資料のダウンロード

お問い合わせ

お電話から
受付時間 9:00 〜18:00(年末年始を除く)