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上新庄東流!!介護のお仕事!「認知症 其の3 」

2023年12月22日

ホームページをご覧の皆さま!!!
ご覧頂き誠に有難う御座います!!

12月度 毎週金曜日 担当介護職員の中村と申します。
どうぞお手柔らかに宜しくお願い致します!!

さて!!今回、私がご紹介させて頂きたい事は・・・ズバリ!!・・・

上新庄東流!!介護のお仕事!【認知症 其の3 】
についてのお話しをお届けさせて頂きたいと思います。

前回のお話しは下記URLからご覧くださいませ。
https://www.sompocare.com/service/home/satsuki/H000426/message-detail/248080

【血管性認知症】
血管性認知症は、〘脳梗塞〙や〘脳卒中〙、〘くも膜下出血〙など、
脳の疾患が原因で発症します。

脳の認知機能を司る部分
(前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉、海馬など)で

血管が詰まり、十分に酸素や栄養を送れなくなる事で細胞が死滅。
本来の役割を担えなくなり、血管性認知症を発症します。

脳の血管が詰まる原因は高血圧や糖尿病、肥満などですから、
血管性認知症を避ける為にも日頃の生活習慣を見直す事が大切です。

血管性認知症はアルツハイマー型認知症と同時に発症する事も多く、
そのケースは「混合型認知症」と呼ばれています。






【血管性認知症の特徴】
初期症状 : もの忘れ

特徴   : 感情をコントロールが難しい、手足のしびれ 

進行   : 脳梗塞などが引き金となり、認知機能が 
経過     段階的に悪化する

〘主な症状は「記憶障害」と「判断力障害」〙
血管性認知症の主な症状は、「記憶障害」や「判断力障害」などです。
一日の内でも症状に波があり、認知機能はまだらに低下していきます。

更に、感情のコントロールが効かなくなって、すぐに泣きだしたり、怒り出したり
する※「感情失禁」も多くのケースでみられる特徴です。

※感情失禁とは感情のコントロールを上手くいかない状態。

他にも手足の震えや麻痺が起こる「運動障害」や、食べ物がうまく飲み込めない
「嚥下障害」、尿や便が出せない、もしくは漏らしてしまう「排泄障害」などが
現れる事があります。

血管性認知症では、損傷した脳の部位によって、出現する症状は変わります。

男性の患者が多く、症状は段階的に早く進行します。身体機能が低下して
寝たっきりになる事もあるので、リハビリなどを行い
体のケアに努める事も大切です。

その為、出来る事が多ければ多い程、認知症だと気づくのが遅れる可能性が
あります。

また、一日の中でも波があり、朝はボーっとして返事もままならない状態
だったのに、昼過ぎには買い物に出かけられる程、元気になっている事も
あります。

これは脳梗塞や脳出血は脳全体で起こるのではなく、損傷している部位と
そうでない部位がある為です。

介護の際は、出来る事を本人に任せ、できない事をサポートする事で、
本人もストレスのない生活を送る事が出来ます。

【判断力障害】
〘物事を理解し、適切な判断が出来なく〙なります。
どの服を着たらいいのか、料理の味付けに

どの調味料を使うのかなど、日常生活の
些細な出来事でも判断できなくなります。

頭の中で物事を組み立てて考えて、目の前の現実の事と
結びつける事ができなくなります。

例えますと・・・・
「血圧が高いので、塩分を多く取ってはいけない」
とわかっていても、目の前にある塩分の多い食べ物を
口にしてしまったりします。

上記の様に私は例えましたが、
上新庄東の職員は考えます。

上新庄東は病院・施設では無く、お住まいになられるマンション
ですので、血圧が高くても、ご利用者様ご自身が望まれるのであれば、

召し上がって頂いてもよいのでは?
ご本人様が望まれるのであれば、

望んでいる事をして頂いてもよいのではと!!・・・・
私達、上新庄東に勤めております職員は

ご利用者様の望まれる生活をサポートさせて頂いて
おりますので、

望まれ召し上がっておられるのならば、
召し上がって頂いております。

〘5つの症状〙
①考えるスピードの低下
考えるスピードは遅くなりますが、考えられなくなるわけではありません。
時間があれば、結論を出す事が出来ます。

②2つ以上の事を一度に処理できない
一度に処理できる情報が限られてしまう為、電話をしながらメモを取る、
レシピを見ながら料理をするなど、2つ以上の事を同時に処理できなく
なります。

③変化が苦手に
本人にとって予想外の事が起こった時や、家族が入院したなどいつも
と違う事が起こった時をきっかけに不自然な行動をしてしまいます。
周囲が認知症に気付くきっかけになる事も多い症状です。

④観念的な事柄が分かりにくくなる
目に見えないメカニズムが分からなくなる為、
銀行のATMなどの操作や駅の自動改札機で戸惑ってしまう事

があります。また、目の前にお饅頭がある状態で
「甘い物ある?」と聞かれても、甘い物とお饅頭が結びつかずに

答えられなかったり、季節やTPOに合わせた服のコーディネート
が難しくなってしまいます。。

お金を払わないのが悪い事だと判断できずにお店の物を持ってきて
しまったり、危険が判断できずに道に飛び出してしまったりする事
があるので注意が必要です。

⑤問題が解決できない
何か困った事が起きても、どうやって解決したらいいのかが
わかりません。例えば、「水道が壊れた時に水道屋さんに

電話する」「失禁した後に片付ける」という事が難しく
なります。

【認知症の理解・判断力の障害への対応方法】
・あいまいな表現を避けてシンプルに伝える。
「温かい格好をして」と言われてもどんな格好をして
いいのか判断が難しい為、「セーターを着ましょう」と

具体的に伝える必要があります。
理解・判断力の障害がある方に何かを説明する際には、

1つずつシンプルに伝える必要があります。例えば、
「最近、腰がいつもよりも痛そうで心配だから、明日は
 検査を受けに病院に行きましょう」と言うよりも、

「明日は腰痛の薬をもらいに行きましょう」と伝えましょう。

特に大切な事を説明しようとすると、なぜ大切なのか、
どうしたらいいのか、しなかったらどうなるのか。。。

と説明は長くなってしまいがちです。
大切な事こそ、シンプルに伝えるようにしましょう。

また、早口を避けてゆっくり話すのもポイントです。

・ゆっくり待つ
理解・判断力の障害がある方は、考えるスピードが遅くなる為、
質問をして答えが返ってくるまでに時間がかかります。時間を

かければ自身で結論を出せるので、ゆっくりと答えを待ちましょう。

・怒ったり責めたりはNG
他人に迷惑をかけたり怒らせたりする行動や発言を
してしまっても、

怒ったり責めたりするのは、避けましょう。
怒られた出来事は忘れてしまっても、ネガティブな感情は

残ってしまい認知症の症状の進行を進めてしまう事に
つながる可能性があります。

本人は決して相手を怒らせたり困らせたりするつもりはないので
認知症の症状である事を理解して、接する様にしましょう。

怒ってしまいそうになったら、その場を離れて
冷静になる時間をつくるのも大切です。

以上となります。

私自身、勉強不足で至らない所も多く御座いますが、
上新庄東に勤めております職員と共に技術・知識の研鑽を行い

ご利用になられておりますお客様に安心して生活して
頂ける様、務めさせて参ります。

今回はこれまで。続きは次週の金曜日にお届けさせて頂きます。
より深く介護のお仕事はどの様な事をされているのかをお届け出来ればと考えております。




次回!!上新庄東流!!介護のお仕事!【認知症 其の4 】
続きのお話しをお届けさせて頂きます。

介護職員 中村

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