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上新庄東流!!介護のお仕事!「認知症 其の2 」

2023年12月15日

ホームページをご覧の皆さま!!!
ご覧頂き誠に有難う御座います!!

12月度 毎週金曜日 担当介護職員の中村と申します。
どうぞお手柔らかに宜しくお願い致します!!

さて!!今回、私がご紹介させて頂きたい事は・・・ズバリ!!・・・

上新庄東流!!介護のお仕事!【認知症 其の2 】
についてのお話しをお届けさせて頂きたいと思います。

前回のお話しは下記URLからご覧くださいませ。
https://www.sompocare.com/service/home/satsuki/H000426/message-detail/248069/

【アルツハイマー型認知症】
アルツハイマー型認知症は、アミロイドβやタウタンパク質と言った
たんぱく質が脳に沈着し、脳が委縮する事で引き起こされる認知症です。

神経細胞の障害が起こり、もの忘れなどの症状が発症して新しい事を
覚える事が難しくなります。

アルツハイマー型認知症が進行すると、日付がわからなくなったり、
家事も困難になったりと日常生活に支障をきたします。

アルツハイマー型認知症の※根本療法はまだありません。
ただし、進行を遅らせる薬はある為、早期発見がとても重要です。

※根本療法とは病気の原因を取り除いて治す治療法。

【アルツハイマー型認知症の特徴】
初期症状 : もの忘れ

特徴   : 見当識障害(時間・場所・人物が認識できなくなること)

進行経過 : 記憶障害(記憶に関する障害の総称)や見当識障害からゆっくり進んでいく

認知症の中で最も多いのがアルツハイマー型です。

症状全体の60%以上を占める為、認知症と言えばアルツハイマー型を
思い浮かべる人も少なくありません。

女性の患者が多く、被害妄想や暴言・暴力、徘徊などに発展する可能性もあるそうです。

認知症の中で最も多くみられるタイプであり、症状はもの忘れなどの「記憶障害」から
始まり、自身のいる場所や時間などがわからなくなる

「見当識障害」、物盗られ妄想、徘徊などの一般的にイメージされる認知症の
症状が出現します。


       

【見当識障害】
『時間や季節がわからなくなる』
まず時間の認識が乏しくなる場合が多く、
今日の年月日や曜日、時間、季節を間違える事が多くなります。

その為、遅刻をする、外出の準備ができない、季節に合った服装
を選ぶ事ができないなどの症状がみられます。

『場所がわからなくなる』
次に認識しにくくなるのが場所です。例えば、通い慣れたスーパーまでの
道順がわからなくなる。外出した際に、自分がいる場所がわからなくなり

家に帰れなくなったという場面が増えます。場所への認識も薄れ、
病院に行っても病院だと認識できないといった事がおこります。

また、家の中でもトイレの場所、自分の部屋などを間違えるようになります。

『人がわからなくなる。』
症状が進むと、人を間違える事が多くなります。家族や親戚、友人であっても
認識できない場面が増えます。また、実子を孫と認識するなど、

相手と自分の関係を間違える事もあります。

〖見当識障害の方への接し方〗
『症状である事を理解し、振り回されない様にしましょう』
見当識障害が見られると、例えば人と会う予定を忘れたり、迷子になってしまったり
家族や友人をかたくなに知らないと言う場合があります。

また症状が進むと、トイレを間違って別の場所で排泄したり、トイレまで間に合わず
失禁する場合もあります。

こういった症状が出ると、家族や周囲の人たちも驚きやストレスから
「どうしてそういうことするの?」と怒ってしまう事があります。

うっかりでも、わざとでもなく、認識する機能が失われてしまって
いる事を、家族が理解する事が大切です。

『間違いを責めずに理解してもらう工夫をしましょう』
認知症の方を怒ったり責めたりしても、本人は怒られている

原因が認識できていない為、余計に興奮させたり、自尊心を傷つける事になります。
本人は約束の日が到来してる認識がなかったり、目の前にいる人が

本当に誰か分からず困惑しているのです。

例えば、時間の認識が乏しい場合、文字盤が見えやすい時計を枕元に置いたり、
本人が生活する拠点となる部屋に置きます。また、外出の時間が近づいて来たら、

「今日はどこに出かける日でしょうか?」「9時にデイサービスの車が迎えに
来るので、そろそろ準備しましょう。」と行動を促すような言動を心がけましょう。

春なのに秋と認識している場合は、桜を見に行ったり、旬の食べ物をメニューに取り
入れたり、季節を感じる事を取り入れてみるなどの工夫もいいでしょう。

名前を間違われた場合は、やんわりと「〇〇ですよ。」と答えましょう。
家族が自分の名前を間違えられるのは、ショックな事で、怒りや悲しみ

が湧いてくるのは当然です。しかし、その気持ちのまま介護を続けると
本人にも伝わり悪循環が生じます。一旦、冷静になる時間をつくりましょう。

【記憶障害】
記憶障害とは、自身の体験した出来事や過去についての記憶が
抜け落ちてしまう障害の事を言い、認知症の中核症状の一つです。

自覚のあるもの忘れとは違い、自覚がなく、日常生活に支障が出てきます。
具体的には以下のような症状が見られるでしょう。

『新しい出来事が覚えられない。または覚えたはずなのにすぐに忘れてしまう』

例)「病院の受診日時や約束を忘れてしまう」

『覚えていたことが思い出せない』

例)「人の名前が出てこない」「今まで自己管理していた内服薬を管理できなくなる」

《記憶のメカニズムと認知症における。記憶障害》
新しい情報(体験)が脳に保存され、その情報が再生される事を記憶と言います。
新しい情報が弱い刺激(重要でない情報)の場合、一時的には覚えているものの、

消去されます。重要な情報である場合は、一時的に保存された後に長期間保存され、
必要に応じて思い出します。

厚生労働省では、関心のあるものを一時的に捕らえる器官である海馬を
「イソギンチャク」、重要な情報を頭の中に長期に保存する機能を
「記憶の壺」にたとえ、認知症による記憶障害を以下のように説明しています。

〖人間には、目や耳が捕られた沢山の情報の中から、関心のあるものを一時的に捕らえ
 ておく器官(海馬、仮にイソギンチャクと呼ぶ)と、重要な情報を頭の中に長期に
 保存する「記憶の壺」が脳の中にあると考えて下さい。一旦「記憶の壺」に入れば、
 普段は思い出さなくても、必要な時に必要な情報を取り出す事が出来ます(中略)
 認知症になると、イソギンチャクの足が病的に衰えてしまう為、「壺」に納める事が
 できなくなります。新しい事を記憶できずに、先ほど聞いたことさえ思い出せない
 のです。さらに、病気が進行すれば、「壺」が溶け始め、覚えていたはずの
 記憶も失われてしまいます。〗
 
今回はこれまで。続きは次週の金曜日にお届けさせて頂きます。

より深く介護のお仕事はどの様な事をされているのかをお届け出来ればと考えております。

高齢者は日々、様々な状態変化が起きております。
いつまでも、お元気で過ごして頂く為にも、

認知症についての理解、幅広い病気についての知識、
症状等の勉強も上新庄東に勤めております職員は
させて頂いております。

それは、ご利用になられておりますご入居者様に
安心・安全な日々を過ごして頂く為であります。

我々、職員一同、至らない所もあるかと思いますが

精一杯、ご利用者様の生活を支えさせて頂ける様、
頑張らせて頂いております。

次回!!上新庄東流!!介護のお仕事!【認知症 其の3】に
ついてのお話しをお届けさせて頂きます。

介護職員 中村

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