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上新庄東流!!介護のお仕事!「認知症」

2023年12月8日

ホームページをご覧の皆さま!!!
ご覧頂き誠に有難う御座います!!

12月度 毎週金曜日 担当介護職員の中村と申します。
どうぞお手柔らかに宜しくお願い致します!!

さて!!今回、私がご紹介させて頂きたい事は・・・ズバリ!!・・・

上新庄東流!!介護のお仕事!【認知症】
についてのお話しをお届けさせて頂きたいと思います。

前回の介護についてのお話しは下記URLからご覧くださいませ。
https://www.sompocare.com/service/home/satsuki/H000426/message-detail/245597

【認知症とは?】
脳は、人間の活動をほとんどコントロールしている司令塔です。
それが上手く働かなければ、精神活動もスムーズに運ばれなくなります。

『認知症』とは、色々な原因で脳の細胞が死んでしまったり、
働きが悪くなったりした為、に様々な障害が起こり、生活する上で
支障が出ている状態の事を指します。

認知症は病名ではなく、まだ病名が決まっていない〘症候群〙です。
つまり医学的には、まだ診断が決められず、原因もはっきりしていない状態の
事を表しています。

例えるならば、風邪が風邪症候群であり、喉の痛み、鼻汁、発熱などの同じ
症状が見られるのですが、原因がはっきり判断しききれていない状態です。

よって治療は、症状を軽くする対症療法が中心で、その原因を取り除く
根治療法を行なっていくには、より詳細な検査が必要とされます。




【加齢によるもの忘れと認知症によるもの忘れ】
もの忘れには「加齢」によるものと「認知症」が原因となるものが
あります。前者は、脳の生理的な老化が原因で起こり、その程度は

一部のもの忘れであり、ヒントがあれば思い出す事が出来ます。
本人に自覚はありますが、進行性は無く、また日常生活に支障をきたしません。

後者は、脳の神経細胞の急激な破壊により起こり、もの忘れは物事全体が
すっぽりと抜け落ち、ヒントを与えても思い出す事が出来ません。

本人には自覚はないが、進行性であり、日常生活に支障をきたします。

『加齢によるもの忘れと認知症によるもの忘れの違い』
  ・加齢によるもの忘れ          ・認知症によるもの忘れ
原因   老化                  病気

体験   一部を忘れる              全てを忘れる
した事

もの忘れ 有り                  無し
の自覚

日常   支障はない               支障がある
生活  

            

【認知症の定義】
認知症というのは人が成人に達してから、つまり十分に脳が成長発達
してから後に、何らかの原因で病的な慢性の知能低下が起きる状態を言います。

ですから知恵遅れや、急性の意識の障害などで起きている認知障害は認知症とは
言いません。

認知症の定義については時代とともに少しづつ変わっていきます。
かつては、後天的に知能が障害される、という条件のほかに

「脳の病変」による事や「不可逆性」つまり元に戻らない
という事も認知症である事の定義に入っていました。

けれども沢山の認知症疾患が知られるようになり、病気の
進展具合や治療可能な認知症が見つかるにつれて厳密な定義は

今の認知症の実態に合わなくなってきました。
そこで、最近では認知症を広く定義して

考える様になっています。専門家の間でもっとも広く
使わている診断基準はこうした考えで作られています。




【DSM‐5による認知症の診断基準(2013年度版)】
DSM‐5とは正式名称「Diagnostic and Statistical Manual Disorders」
日本語訳「精神疾患の診断・統計マニュアル」

頭文字を取り、略して「DSM」とよばれており、米国精神医学会が
発行しています。

DSMの後ろにある「5」という数字は、第5版という意味だそうです。

A.1つ以上の認知領域(複雑性注意、遂行機能、学習および記憶
言語、知覚‐運動、社会的認知において、以前の行為水準から有意な認知
の低下があるという証拠が以下に基づいている。

(1)本人、本人をよく知る情報提供者、または臨床家による、
  有意な認知機能の低下があったという概念

(2)標準化された神経心理学的検査によって、それがなければ
  他の定量化された臨床的評価によって記録された、実質的な認知
  行為の障害

B.毎日の活動において、認知欠損が自立を阻害する
 (すなわち、最低限、請求書を支払う、内服薬を管理する
  などの、複雑な手段的日常生活動作に援助を必要とする)

C. その認知欠損は、せん妄の状況でのみ起こるものではない

D. その認知欠損は、他の精神疾患によってうまく説明されない
 (例:うつ病、統合失調症)

「DSM」は、精神疾患の治療をしたり、精神医学の研究を行なって
いる人へ、精神疾患の基本的な定義を記したものです。

世界共通の診断基準として用いられており、日本においても多くの
病院で使われています。

今回はこれまで。続きは次週の金曜日にお届けさせて頂きます。

より深く介護のお仕事はどの様な事をされているのかをお届け出来ればと考えております。

介護において認知症については重要な出来事だと認識しております。

SOMPOケアは認知症についての取り組みに力を入れております。
上新庄東に勤めております職員も日々、勉強させて頂いております。

ホームだよりをご覧になられます、皆様方もこれは認知症では?
どういう種類やその特徴や症状などがあるかを、

この場をお借りしまして発信させて頂き、
ホームだよりをご覧になられております皆さま方

上新庄東に勤めております職員も考え勉強を行いたいと
考えております。

次回!!上新庄東流!!介護のお仕事!【認知症 其の2 】について
お届けさせて頂きます。

介護職員 中村

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