上新庄東流!!介護のお仕事!「食事~基礎~其の3」
2023年11月24日
ホームページをご覧の皆さま!!!
ご覧頂き誠に有難う御座います!!
11月度 毎週金曜日 担当介護職員の中村と申します。
どうぞお手柔らかに宜しくお願い致します!!
さて!!今回、私がご紹介させて頂きたい事は・・・ズバリ!!・・・
上新庄東流!!介護のお仕事!【食事~基礎~】
続きのお話しをお届けさせて頂きたいと思います。
前回のお話しは下記URLからご覧くださいませ。
https://www.sompocare.com/service/home/satsuki/H000426/message-detail/244315/
【準備期】
準備期とは・・・口の中へ取り込んだ食べ物を咀嚼し、唾液
と混ぜて飲み込みやすい食塊にする。
食物を唇で捉え、口の中に取り込みます。
そして、嚙み砕き、潰して、唾液と混ぜ合わせ、飲み込み易い
形状(食塊)にします。
・噛めない
・噛まない
・口に食べ物が残る
・丸のみ
この準備期においては、
義歯の不具合や歯の問題、口腔内の炎症等で、咀嚼が上手く出来なかったり、
麻痺等により、唇や下の動きが鈍く、飲み込みやすい形状を作れず、
飲み込みへと繋ぐ事が出来なくなってしまうという事が起こってきます。
義歯の調整や口腔ケアの徹底を図り、口腔環境の改善に努めたり、
日頃のおしゃべりや、歌をうたう機会を作るなど、
口や舌を頻繁に動かす機会を作るなどのアプローチが必要になります。
また、場合によっては食事形態の見直しなども、必要になってきます。
【口腔期】
口腔期とは・・・口の中から舌などを使い、咽頭へ食塊を送る
段階
舌を上の歯の裏に押し付ける事で、圧力(嚥下圧)を掛けて、
食べ物を喉へと送り込みます。
・口に食べ物を溜め込む
・残ってしまう
・口からこぼれる
唇や舌の動きが鈍いと、
飲み込む際に口が開いてしまい、適切に圧力(嚥下圧)を掛ける事が出来ず、
上手く飲み込めなくなります。
口腔期に問題が生じると、口に食べ物を溜め込んでしまったり、残ってしまったり、
口から出てしまったりします。
【咽頭期】
咽頭期とは・・・反射運動により、咽頭から食道へ食塊を
送り込む段階
食物が咽頭に来ると、咽頭が、反射的に上がって、咽頭蓋という
突起が気管の入り口を塞ぎます。
こうする事で、食べ物が気管に入る事を防ぎます。
これらの一連の動きを『嚥下反射』といい、
約0.5秒から1秒以内に行われます。
・むせる
・ゴロゴロする
・喉に食べ物が残る
・飲み込めない
嚥下障害を抱えている方は、この反射のスピードが遅くなります。
それにより、喉に食べ物が残ってしまうという事が発生します。
飲み物や食物に、とろみを付けたり、ゼリー状にするのは、粘性を付ける事で、
流れ込むスピードを調整する為です。
反射スピードは、個々によって、嚥下障害のレベルによって、
異なる為、とろみを使用する際には、一概に強く粘性を付ければ
安心という事では無く、個々のレベルに合わせた、
適正な粘度にする事が重要になります。
【食道期】
食道期とは・・・食道から胃へと食塊を送り込む蠕動運動
の段階
食物は、食道の蠕動運動によって、胃へと送り込まれます。
・胸につかえた感じがする
・食後に嘔吐してしまう
食道期に問題が生じると、
食道へと食べ物を移送する事が出来ず、
つかえた感じがしたり、一旦、胃袋に入った物が逆流するといった事が
起こってきます。
食道期に問題や課題があるご利用者様の場合、食事後にすぐに臥床する事は、
禁忌となります。
やむを得ず臥床する際は、30度程度ギャッチアップし、ファーラー位(半座位)で
30分程過ごして頂きましょう。
今回はこれまで。続きは次週の金曜日にお届けさせて頂きます。
より深く介護のお仕事はどの様な事をされているのかをお届け出来ればと考えております。
次週も続きのお話しになります。
上新庄東が考える【食事の支援の為の観察視点】を
ホームだよりをご覧になられております皆さま方に知って頂き
私自身も振り返りを含めまして発信を行います!!
次回!!上新庄東流!!介護のお仕事!【食事~基礎~其の4】の
続きのお話しをお届けさせて頂きます。
介護職員 中村
ご家族さま、近隣地域とも協力し、ご本人の心身の状態に応じた適切なケアを提供します。またケアスタッフやケアマネジャー、看護スタッフなど、多職種が連携し、尊厳を大切にしたケアに努めます。
その他のサービスについて閉じる全室個室なのでご面会は24時間いつでもお気軽にお越しいただけます。居室にトイレや洗面台もあり、ご自宅と同様のプライベート空間を確保。また、緊急呼出装置が各所に設置されており安心です。
※一部ホームでは居室にトイレが無い場合もあります
住み慣れたお部屋で最期を迎えたいというご入居者さまのご要望により、看取りに対応しています。事前に看護処置の準備、医療機関との連携の確認、ご家族さまとの連絡体制の確保などを行い、心を込めて、身体的、精神的苦痛、苦悩の緩和に努めます。
その他のサービスについて閉じる咀嚼力、嚥下力に合わせたやわらか食など、お身体の状態に合わせた形態食をご用意。高血圧や心臓病などの病態別食や、減塩食などにも対応いたします。食べる楽しみを感じ続けていただけるよう、日々メニューの開発に努めています。
その他のサービスについて閉じる1~30日間(29泊)まで、要介護1から要介護5の認定を受けている方がご利用いただけます。車椅子をご利用の方や歩行が困難な方でも、安心してお過ごしいただけます。ご家族の外出等で、ご自宅で過ごすのが困難になる間など、お気軽にご活用ください。
その他のサービスについて閉じる末期がん・難病などの方で、医療依存度が高くご自宅等でのご生活や療養が困難になられた方に向けた、特別な料金プランをご用意しています。また、介護スタッフと看護スタッフが24時間常駐しているので、安心してお過ごしいただけます。
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