介護の花道＃５「人間の社会的役割とは何か？」
2023年8月12日
皆さんこんにちは、土曜日ホームだより担当の糟谷です。
今年の夏の日差しは「暑い」というより「痛い」の方が合っているように感じます。
私は通勤時に日傘をさしています。日傘があるのと無いのとでは全然違いますね。
さて、今回の介護の花道は「人間の社会的役割とは何か?」についてです。
社会的役割とは、他人が自分を必要としたり、関心を持ってくれることであり、必ずしも仕事を意味しているわけではありません。それは極めて広い範囲の役割を示し、仕事上の役割のほかに、家族の一員としての役割(夫婦・親子の役割など)なども社会的役割として挙げられます。
マザーテレサは「人間がもっとも悲惨な状態は病気や貧困ではなく、自分が他人から必要とされなくなった時である。」と述べています。自分が他人から関心さえも持たれなくなった時、人間は実質的に死んでいるのです。
高齢者にとって、社会的役割はレクリエーションや遊戯によって達成されるわけではありません。社会的役割は自分が属しているグループによって与えられます。つまり、グループ形成による社会的役割の創造が必要なのです。認知症の高齢者にとって他の認知症の高齢者との仲間意識や役割は、何ものにも代えがたい生きがいになっていることがあります。
今回は以上となります。
マザーテレサの言葉、すごく重要なことですね。自分にとっての社会的役割とは何か?
1度考えてみてもいいかもしれません。その役割、関係性をより大切にしようと感じます。
糟谷
