サービス付き高齢者向け住宅SOMPOケア そんぽの家S西大井ホームだより

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HECTアプローチ~環境・コミュニケーション~

2020年4月22日

【HECTアプローチの説明】
H=ヘルス(健康)
E=エンバイロメント(環境)
C=コミュニケーション
T=タスク(作業)
これらの視点から、「BPSD」(介護拒否・暴言・暴力・徘徊など)の引き金(原因)を特定していき、改善に向けてアプローチする。

【BPSDが出現する流れ】
認知症の方の中核症状(記憶障害・見当識障害など)が元となり、
    ↓
    ↓←←  引き金(本人の性格や心理状態・健康・環境・コミュニケーション・作業)
    ↓
BPSD(介護拒否・暴言・暴力・徘徊など)の出現。
人それぞれ個人差がある。
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そんぽの家S西大井で実際に起こったこと

認知症をお持ちの方が緊急通報装置(ナースコール)に対して『火が出る!!爆発するよ!!』と興奮され、機器を叩く行為(BPSD)が日々、何度も見られました。

原因を検討した結果、「非常」という丸いボタンが赤く光るため、これが「火が出る」と連想させたと仮定しました(環境が原因)。

そして、「非常」という文字が、爆発を連想させたと仮定しました(コミュニケーションが原因)。

After

機器の機能を保ちつつ、上記のように、赤いボタンは黒くして、ナースコールと示しました。

結果、機器を叩くという行為が毎日から→週2・3回に減少し、
そして、入居者様は、この機器をナースコールと認識されていました。

「緊急通報装置」という言葉は理解が難しい場合があります。
認知症の方は過去の記憶を頼りにする傾向があるので、「ナースコール」という文字にしたことで機器の理解ができたと想像します。

そして、ボタンを黒くすることで、火が出るという連想を軽減することができました。


入居者様の不安を減せたことが何よりです。
日々、私たちは認知症ケアに向き合っています。

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