いつもいつも、あなたのことを、かんがえています。
2018年10月5日
8月末のことになります。
港南笹下オープン当初からご入居されていた方のお看取りをさせて頂きました。
90歳代半ばですが、介護認定は要支援2。
お手伝いはお掃除と買い物程度で、トイレはもちろん、入浴もお一人でされていました。
そのようにお元気で過ごされていた方ですが、患われていた癌には勝てず、港南笹下で天寿を全うされました。
本当に自立心の強い方で、どんなに痛みがあっても使い慣れたベッドを介護ベッドに変えることを良しとされず、また、ベッドで寝返りを打つのが大変なくらいの状態になられても、男性によるオムツ介助は嫌がられ、「いくつになっても女性は女性よ」と言われており、私達も出来る限りそのお気持ちに寄り添いましたが、亡くなる数日前には意識がない状態となられたため、褥瘡予防の観点からケアマネージャーと話し合い、介護ベッドやエアマットを入れさせて頂きました。
港南笹下ではお看取りをさせて頂いた後のカンファレンスで「デスカンファ」を行います。
その方にさせて頂いたことで何がよかったか、何をもっとすべきだったかを話し合い、その方のことを偲びながら、また、次の方のためにいろいろと検討していきます。
今回もたくさんの意見が出ましたが、何人お看取りしても、満足することはありません。
私達は、港南笹下に住まわれている方が快適に、そして最後まで安心して生活していただけるよう、いつもいつも、あなたのことを、かんがえています。
癌の末期だけれど、病院で最期は迎えたくないという方、また、迎えさせたくないと考えられているご家族様。
どうぞ一度、そんぽの家S港南笹下へご連絡ください。
一緒に、何をお手伝い出来るのか考えさせて頂ければと思います。
