サービス付き高齢者向け住宅SOMPOケア そんぽの家S上名古屋ホームだより

24H看護
スタッフ
認知症ケア 寝たきり 全室個室 お看取り 病態食
対応
短期利用可 夜間たん吸引 リハビリ
強化ホーム
日中看護
スタッフ
ホスピス
プラン
ミニキッチン
付き
バス付き
ホームの日常

星のさいごメシインタビュー その3

2020年12月6日

星のさいごメシインタビュー3人目はこちらの方です。
一番好きな食べ物は?人生で最後にもう一度食べたいものは?
というテーマでお話を伺ったのですが・・・


「食べ物って言っても特にないね。何でも食べます」

──あ、そうなんですね

「強いて言えばほうれん草が煮過ぎだな」

──申し訳ありません。先日も同じような意見を頂きました

「まぁ歯が無い人もおるでそういう人にはいいんだろうけどね」

──そうですね。また給食部門にも伝えさせて頂きます

「僕は本当好き嫌いないでね」

──それは好き嫌いしてはいけないというしつけが厳しかったんですか?

「僕は6人兄弟の末っ子でね。家族の仲は良かったし他人には厳しくされたって言うけど…本当はぜんぜんいじめられなかった。かわいがられたね」

──じゃあ別に好き嫌いするなって言われたことも

「無いな。ウチは農家だったでね。自分ん家で採った野菜を食べてた。昔は近くに店も無かったし。」

──じゃあ肉や魚はあまり出なかったんですか?

「肉とか魚はあんまり無かったねぇ。あ、サンマは出たかな」

「サンマ。もしかして桶をかついで売りに来るんですか?」

「そうそう。桶担いで来たり押し車に乗せて来たり。行商が来とった」

──行商!へぇー見たことが無いですけどそういうのが本当にあったんですね

「肉は正月とお盆だけ。煮物とかに入ってたかなぁ。ごちそうだった。玉子はあったかな。ウチで鶏を飼ってたから。」

──じゃあ鶏肉は普段も食卓に出たんですか

「そうだなぁ。家の鶏を親父が絞めてたと思う。時々出てたな」

──大人になってから食べておいしかったものとか感激したものはあります?

「いやいや。大人になってからもあまり外食は行かなかった。質素なもんです」

──奥さんの料理が上手だった?

「そうだね。上手だった。何でもおいしいおいしいて言って食べてた。そうすると張り切って作ってくれるしよくやってくれた」

──いちばん奥さんが得意だった料理とかありますか?

「得意なのは…カレーだったかな。おいしかったよ」

──カレーって子どものころからあったんですか?

「いや無かった。大人になってからだった」

──奥さんの料理とお母さんの料理が違うなあとか思いました?

「いや全然。女房のお母さんが厳しい人だったみたいで。しっかりやってくれてた」

──そうなんですね。

「今はなかなか集まれんでね。ウチは6人兄弟だから、子どもや孫まで集まるとすごかった。まぁ農家で家は大きかったから入れたけど、みんな集まると幼稚園みたいだった」

──楽しそうですね

「そうだなぁ。みんなで集まって話しながら食べるのが一番おいしかったかもだね」

──ありがとうございました

インタビューのあと写真を撮らせていただき事務所に戻って、確かに今のこの時代に皆が集まって食事を囲むのも難しくなってしまったなぁ、、などと考えを巡らせながら文をまとめている最中にコンコンと扉をたたくノックの音が。出てみると今回の方がそこに。

──あ、さきほどはどうもどうも

「さっきの話だけど。女房は寿司が得意だった。巻き寿司とかちらし寿司とか。あれはおいしかった~」

との事でした。なるほど。あらためて今回のさいごメシは

「奥様の作られたお寿司」でした! 

資料のダウンロード

お問い合わせ

お電話から
受付時間 9:00 〜18:00(年末年始を除く)