【人生会議をご存じですか？】
2023年7月4日
いつも府中南町のホームだよりをご覧いただきありがとうございます。
今回、アドバンスケアプランイングについて掲載させていただきたいと思います。
皆様、アドバンスケアプランニングと聞いてすぐにお答えできるでしょうか?
急に言われても中々難しいと思います。
アドバンスケアプランニングとは、厚労省より抜粋致しますと【人生会議】と訳されています。
内容としては、ご本人の人生の最終段階においての「どこで最期を迎えたいか?」「延命治療の希望」など最期の迎え方・準備について意思表示をすること、人生の最期の過ごし方について第三者に表明することが目的だと思っています。
人生の最終段階と聞いて、中々、ご高齢の方・実のお母さま・お父様・ご家族様に身内
から話ことは勇気がいることも多々あると思います。私たち介護職員も、ご利用者様に対して最終段階・延命措置の希望など確認を取ることは難しいものです。
私個人の話になってしまいますが、母が一人暮らしの際に、緊急入院となり家族が呼ばれて私が病院に行きました。そこで、主治医より独居での在宅生活での困難とお話しを受けました。
主治医、医療ソーシャルワーカーの方と相談をして、一度介護付き有料老人ホームに入居したのですが、2カ月程経過したところで意識レベルの低下から急性期病院に緊急入院となってしまいました。
当初、長男が生まれたばかりということもあり、ホーム入居しているときも中々面会に行くこともできず、病院に入院後は意識も混濁した状態が継続して、会話も難しい状態でした。結局、延命処置に関しては私が主治医に伝えることになりました。
母には、希望もしていない延命処置を受けることになり、手術からの体の変化にもついていけない様子もあり、とてもつらい思いをさせてしまったと、私自身後悔をした経験があります。
今でも、仏壇に手を合わせるときに申し訳ない気持ち、後ろめたい気持ちが残ります。
病院に入院する前まで、どこか私の中で「母はまだ若い(当時61歳)し、先(死)の話だろう」と親の死について向き合ってこなかったのだと思います。
人生において「死」を避けることはできません。ご自身で判断・意思表明をしていないと、残された家族が決断をすることになります。
現在、尊厳死という言葉も多く取り上げられるようになりました。
今一度、ご自身の人生の最終段階について検討をしみてはいかがでしょうか?
SOMPOケアでもアドバンスケアプランニングについての取り組み事例もございます。
分かりやすい冊子【人生会議なるほどブック】などの参考資料もございます。
また、ご自身で記入もできる【夢結いのーと】も用意がございます。
お気軽にお申し出ください。
私自身、今回アドバンスケアプランニングを掲載させていただきましたので、実際に【夢結いのーと】を活用してみたいと思います。
また機会がありましたら、私の内容もお伝えできればと考えています。
【人生会議なるほどブック】に関しては、食堂などご入居者様にも目の届く場所に掲載したいと考えています。
最後までご覧いただきありがとうございました。
府中南町 介護職員
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