小さな家族
2019年10月19日
長年連れ添ったワンちゃんと一緒に暮らし続けるために、ご入居された方がおられます。
しかし先日、そのワンちゃんが亡くなってしまいました。
飼い主の入居者様と同様に、職員や他の入居者様にとっても心が癒される大切な存在でした。
この小さな家族の旅立ち、しっかりと見送ってやりたいというご意向でしたので、提携先の
動物病院にもご協力いただき、お見送りの手配いたしました。
しばらくすると、黒塗りのクラシックカーが迎えに来てくれました。
「まだ生きてるみたい…」という飼い主様に対し、「長年愛情をもって関わってこられた
ペットは、最期はこんなに素敵な表情をされるのですよ」と、飼い主様の思いに寄り添い、
とても丁寧にお見送りを手伝ってくださいました。
小さくても大切な家族として長年一緒に暮らし続けた大切な時間、
その最期に立ち会えたことは我々にとっても尊く貴重なものでした。
その後の飼い主様は、やはり数日は大切な家族を失った悲しみに暮れておられましたが、
他の入居者様との交流もあって笑顔を取り戻しておられます。
一人では抱えきれないような辛い出来事でも、集合住宅だからこそ誰かが近くにいてくれた。
誰かが悲しみに共感し、乗り越えられるよう支えてくれた。
ここのペットフロアに入居して良かった。
飼い主様がこのように感じてくださり、今後も笑顔で生活してくださることを願います。
