✶星降る夜に願いをこめて✶
2025年6月10日
【折り紙教室だより】
今月の折り紙教室では、七夕をモチーフにした季節の工作を行いました。折り紙のレシピを見ながら、千代紙を丁寧に折って織姫と彦星の着物を仕立て、色とりどりの飾りとともに短冊色紙へと美しく貼り付けました。
今回のテーマである七夕――夜空を見上げれば、ひときわ明るく輝くふたつの星、ベガとアルタイル。織姫と彦星に例えられるこのふたつの星の間には、天の川が流れています。地上から眺めると、その距離は手を伸ばせば届きそうなくらい近く見えるのに、実際にはおよそ14光年もの隔たりがあるのだとか。数字にすれば遠いけれど、年に一度の再会を待つふたりの物語に、ロマンと宇宙の広さを感じずにはいられません。
それぞれの作品には、折り手の想いが込められており、完成した短冊色紙を手にした皆さまの表情には、やわらかな笑顔が咲いていました。「わあ、すごく綺麗にできたね」「コレ持って帰って飾っとこ」と、感嘆の声があちらこちらから。
願いを込めた飾りの数々は、まるで星たちのささやきのよう。
皆さまの心の中にも、小さな願い星がひとつ、そっと灯りますように。
[投稿者:うえの]
受付時間 9：00 〜18：00（年末年始を除く）
