面会
2021年6月7日
そんぽの家 砧南の強みの一つに面会があります。
他施設では、全面的に面会の禁止、または玄関のドア越しでの面会のみといった施設が多数あります。
私自身、ケアマネージャーとして他のケアマネージャーさんから話を伺ったり、管理者として他施設の管理者さんとお話をする機会があります。
その中で今は一番の課題、問題として「面会」について意見交換をすることが多いです。
またご家族様より、他施設に入居されている方のお話も伺います。
そのような会話や意見交換の中で「もう1年半以上、面会ができなくて不安だ。」「連絡が来た時は、状態が悪化して看取りの直前だった。」などの悲しいお話を聞くことがあります。
もちろん、連日のように病院や高齢者施設でクラスターが発生していることから、各施設としては、感染予防のため致し方なく全面禁止やドア越しの面会としているでしょう。
しかしながら、自分が家族の立場だったら、自分が入居していたら、どうだろうかとも毎日のように考えます。
どちらをとっても、メリット・デメリットがあるのは理解しています。
会社としてのマニュアル・方針を守りつつ、どうしたら入居者様、ご家族様、はたまた私たちスタッフが、気持ちよくそして安心して、面会ができるのかを熟考しました。
入り口で、感染症予防を入念に行い、「事前予約」「別室」「短時間」で実施することで、双方にとって一番ではないのか、と結論が出ました。
砧南では、他施設に比べ圧倒的に面会の回数が多いですが、おかげさまでこの1年半、誰一人として感染者を出しておりません。
スタッフの予防に対しての高い意識があり、ご家族様にもご理解・ご協力をいただけていることが一番の理由であると実感しています。
本当に感謝しかありません。
今後も、入居者様・ご家族様・そして私たちスタッフが安心して、面会ができることを継続していきたいと思います。
そんぽの家 砧南 ホーム長 朝倉 順也
