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ホームの日常

認知症は突然、、、発症しない

2021年5月20日

こんにちは
ホーム長の石黒です。

当ホームでも認知症理解に関する研修を毎年行っておりますが、今回は昨年末に他界した私の母の介護体験エピソードをご紹介したいと思います。

昨年3月末、私の異動(高円寺⇒調布多摩川)について母に電話したしたときのこと。
電話の受け答えが普段と違い、会話がチグハグな様子。
私)4月から勤務先が調布に変わるからね
母)調布ってどんな漢字だっけ
私)調べるに布だよ
母)調べるってどんな漢字だったかね?
私)んんっ?なにかおかしい。。。
母)最近、認知症がすすんで困ってるの。漢字や言葉が分からなくなってきて。
私)いつから?
母)2週間くらい前から。時計やカレンダーの見方も分からなくなってきたし、洗濯物のたたみ方もわからなくなっちゃって。この前なんか自転車に乗ってて転んじゃったの。
もうボケちゃって駄目だね。
私)おかしい。。。

母は父と二人でマンションに住んでおり、昨年1月中旬に尋ねた際は普段と違った様子は感じませんでした。
認知症は、①突然、発症しない ②急に悪化しない ③治らない
このように理解しているので、母の場合は認知症以外の原因があると感じました。もし認知症だったとしても、たった2ヶ月のうちに「洗濯物のたたみ方」のような手続き記憶が損なわれてしまうことは絶対に無いはずと思いました。

認知症と間違いやすい症状といえば、正常圧水頭症、硬膜下血腫、うつ病、せん妄、癌など。今回の母の場合、2週間くらい前に自転車で転んだという話から外傷性硬膜下血腫を疑いました。硬膜下血腫であれば、治療で改善できると理解していたので、その病名を期待していました。本人は病院に行きたくない様子でしたが、すぐに脳外科を受診してMRI検査を受けるよう勧め、翌日、父と一緒に自宅近くの脳外科を受診。
MRIの結果は私の予想を遥かに裏切る病名「悪性脳腫瘍グリオーマ」でした。母の認知機能や運動機能に障害を与えていた原因は、頭の中の大きな腫瘍でした。

悲しい結果でしたが、やはり認知症は突然発症しないということを、実感したエピソードです。診断後の治療や介護体験に関するエピソードは後日、改めて紹介させていただきます。


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