ご入居者様紹介：渡辺様
2021年9月22日
こんにちは。そんぽの家苗穂です。
そんぽの家苗穂では現在約100名がご入居し、生活を送っています。
今回はご入居されている渡辺様に、趣味や仕事のこと、
そんぽの家苗穂で生活する想いをお聞きしました。
渡辺様は表情豊かな方で、
真剣な表情でテレビをご覧になっていたかと思えば、
職員が声をおかけすると「お話するの大好きなんだー」と
ニコッと歯を見せ笑っておられました(^^)
渡辺さんは先日86歳になられました!
今年は初めて祝日とお誕生日が重なったそうで、
「嬉しいなあ」とおっしゃっていました。
趣味は囲碁や将棋、庭いじり、お付き合いでのゴルフ、テレビゲーム。
特に囲碁は北見大会1級の部門で優勝するほどの腕前!
「若い時は新聞に載ってたんだよ～」と誇らしげに
語ってくださりました。
テレビゲームは、将棋や花札を得意とされているそうです。
白黒テレビの時代からテレビの虜になったようで、
よく居室でテレビを鑑賞したりゲームを楽しんでいる姿を職員も目にします。
出身は端野村。就職を機に北見市へ引っ越したそうですが、
「親父が私の為に家を買ってくれたんだよ、凄いよなぁ…」
とびっくりするエピソードを教えてくださりました!
「それからボーナスで白黒テレビを買ったんだよ。
うちにはテレビがあるぞ!って生意気に言って回ってたんだ。
相撲が入ったらみんな観に来てたなぁ」
平成生まれにとっては想像もつかない光景ですが、
渡辺様は当時を振り返り懐かしんでおられました。
定年退職後は、老人保健施設で事務長を務めたそうです。
「7月に入社したんだけど、12月には経営が終わるんじゃないかと思ったよ!
職員が上から目線で介護してたんだ。ひどかったよ。」
と話され、悲惨な介護現場を変えようと立ち上がったそうです。
渡辺様は事務長ながらも
「どのようにご入居者様に接するべきか職員に教えたんだ。
そしたら経営は黒字に、施設は満員になった。
家族の人が『いい施設だ』と言ってくれることがとても嬉しかった」と語っています。
定年退職してからもアクティブな渡辺様。
そんぽの家苗穂では、また違った目線で施設を見ているのでしょうか。
これからそんぽの家苗穂でやってみたいことをたずねると、
「この歳になったらやりたいことなんかないよー!」
と、笑っておられました。
興味のある事は、すでに知り尽くしているのかもしれませんね。
渡辺様はご自身のことを「ただ威張ってるだけの人間」
なんておっしゃっていましたが、
「ここまで来たのは、みんなの支えがあったから。ほんと嬉しいよ。」
と、ご家族様をはじめ、今までお世話になった人のことを思いやり
感謝の気持ちを強くお持ちになっている事を教えてくださりました。
ご家族様とお会いする時の
渡辺様の嬉しそうな表情はとても素敵です。
お話を終えると、「楽しかったよ。ありがとうね!」と
にっこり笑ってくださりました(^O^)
これからもそんぽの家苗穂で渡辺様らしく生活できるよう、
一緒に頑張っていきましょう!
