アドバンス・ケア・プランニング
2024年1月21日
ホームだよりをご覧いただきありがとうございます。
ケアコンダクターの永澤です。
今回は、SOMPOケアが一丸となって取り組んでいる、アドバンス・ケア・プランニング(以下:ACP)についてこの場を借りてご説明させていただきます。
ACPとは、ご利用者様に提供する医療・介護の今後の在り方について、本人が選択し、自己決定が出来るように支援する取り組みのことです。
ご利用者様を中心としたうえで、医療従事者や介護士、ご家族様などの複数の立場の人々が話し合いを重ねることで、ご利用者様の尊厳を尊重した最適なサービスの提供を模索していきます。
もちろん話し合いには、ご利用者様にもご参加いただきます。
「日々の生活で大切にしていること」や「ホームで生活するうえでの不安や疑問」といった現状の生活に密接に関わることから、「経口での食事が困難となった場合の人工的な栄養補給」や「意識が無くなり寝たきりとなった場合の人工呼吸器の使用」という終末期のケアについてなど、多くの事柄について話し合う必要があります。
また、ACPを実施する際には、そのタイミングに気を付けなければなりません。
例えば、ご利用者様がアルツハイマー型認知症の場合、病状が進行してしまった状態で初めてACPを実施したとしても、ご自身の意見を正しく伝達することが困難になる可能性があります。
周囲にご自身の考えを示すことが出来る初期の段階からACPを行い、病状の変化に併せて適切なタイミングで複数回のACPを実施することが必要です。
さらに、ACPで話し合ったことについては、参加者たちの間で共有出来るような環境作りも必要となります。
ACPにおいて私たち介護士が担う役割としては、ホームで生活を送るご利用者様の情報を一つでも多く提供するというものがあります。
介護士はホーム内においてご利用者様の普段の生活に最も近しい存在であり、ご利用者様の体調や心理状態はもちろん、些細な行動や言動の変化を細かく観察・記録し、その様子をACPの参加者全体に周知することが大切です。
ご利用者様との日々の何気ない関わりの中に、ACPを実施するうえでの貴重な情報が隠れている可能性もありますので、常日頃から真剣にご利用者様と向き合う姿勢を忘れてはなりません。
ACPは日本社会において、まだまだ発展途上の取り組みです。
私たちSOMPOケアが、その取り組みを先頭でリード出来るようにするために、まずは現場単位で実践する必要があります。
ご利用者様のため、または日本の未来の介護のために、そんぽの家氷川台もこの取り組みに注力してまいります。
ケアコンダクター 永澤
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地下鉄有楽町線・副都心線「氷川台」駅
介護付き(有料老人)ホーム
SOMPOケア そんぽの家氷川台
TEL:03-5922-6644
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ご家族さま、近隣地域とも協力し、ご本人の心身の状態に応じた適切なケアを提供します。またケアスタッフやケアマネジャー、看護スタッフなど、多職種が連携し、尊厳を大切にしたケアに努めます。
その他のサービスについて閉じる全室個室なのでご面会は24時間いつでもお気軽にお越しいただけます。居室にトイレや洗面台もあり、ご自宅と同様のプライベート空間を確保。また、緊急呼出装置が各所に設置されており安心です。
※一部ホームでは居室にトイレが無い場合もあります
住み慣れたお部屋で最期を迎えたいというご入居者さまのご要望により、看取りに対応しています。事前に看護処置の準備、医療機関との連携の確認、ご家族さまとの連絡体制の確保などを行い、心を込めて、身体的、精神的苦痛、苦悩の緩和に努めます。
その他のサービスについて閉じる咀嚼力、嚥下力に合わせたやわらか食など、お身体の状態に合わせた形態食をご用意。高血圧や心臓病などの病態別食や、減塩食などにも対応いたします。食べる楽しみを感じ続けていただけるよう、日々メニューの開発に努めています。
その他のサービスについて閉じる1~30日間(29泊)まで、要介護1から要介護5の認定を受けている方がご利用いただけます。車椅子をご利用の方や歩行が困難な方でも、安心してお過ごしいただけます。ご家族の外出等で、ご自宅で過ごすのが困難になる間など、お気軽にご活用ください。
その他のサービスについて閉じる末期がん・難病などの方で、医療依存度が高くご自宅等でのご生活や療養が困難になられた方に向けた、特別な料金プランをご用意しています。また、介護スタッフと看護スタッフが24時間常駐しているので、安心してお過ごしいただけます。
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