認知症の方で「帰宅願望」と聞きますが?
2021年3月14日
そんぽの家 武蔵村山は、介護付き有料老人ホームです。
長年暮らしたご自宅からご入居されると、自宅が恋しくなってホームシックになる事は理解できます。
ただ、認知症の方がおっしゃる「自宅」が直前の家とは限りません。
認知症による記憶障がいは、最近の記憶から徐々に遡っていきます。
その為、「自宅」が「生家」であることもあります。
色々とお話をしていると「女学生」の頃であったり「小学生」の頃であったりの情景をついさっきの事の様に話される事があります。
一度記憶した事はなかなか無くなりません。
寝ている時に見る夢は、記憶の整理をしているのですがその時に思い出しをして記憶の強度を高めています。
その為、昔の事は何度も何度も繰り返し整理して強度は高くなっています。
最近の事は繰り返しの回数が少ないので、どうしても強度が足りません。
その為、最近の記憶から障がいされて強度の高い記憶で生活する事になります。
また、記憶の中で嫌なものや不快なものは誰しも思い出したくありません。
認知症の方も同じで「自分が一番輝いていた」時の記憶に戻る事が多いです。
お勤めであればバリバリ働いて責任もあるが充実感がある頃、主婦であれば家事や子育てで忙しいけど毎日張り合いがあった頃など・・・
「帰宅願望」が生じている時に、理由を聞くと「仕事に行かないと」「子供が晩御飯を待ってる」という言葉がとても多いです。
また、今までの記憶で最近の事から障がいされるために「有料老人ホーム」で暮らしている記憶が障がいされれば「知らないところにいる」から「安心なわが家」へ帰ろうと思うのも普通の事かと思います。
帰宅願望を訴える方は、記憶障がいの程度も軽くはないので実際に入居前の自宅へ戻れるかというと非常に難しいです。
ただ、何かはわかりませんがきっかけがあって「帰らなきゃ」と思った気持ちは記憶の障がいもあって長続きしません。
無理に引き留めるとより興奮してしまいます。
一緒に歩いてみると15分程度で何のために歩いているかわからなくなる傾向が見られます。
無理に引き留めて目の届かない部分から無断外出になると、命に係わる場合もあります。
ご家族さま、近隣地域とも協力し、ご本人の心身の状態に応じた適切なケアを提供します。またケアスタッフやケアマネジャー、看護スタッフなど、多職種が連携し、尊厳を大切にしたケアに努めます。
その他のサービスについて閉じる全室個室なのでご面会は24時間いつでもお気軽にお越しいただけます。居室にトイレや洗面台もあり、ご自宅と同様のプライベート空間を確保。また、緊急呼出装置が各所に設置されており安心です。
※一部ホームでは居室にトイレが無い場合もあります
住み慣れたお部屋で最期を迎えたいというご入居者さまのご要望により、看取りに対応しています。事前に看護処置の準備、医療機関との連携の確認、ご家族さまとの連絡体制の確保などを行い、心を込めて、身体的、精神的苦痛、苦悩の緩和に努めます。
その他のサービスについて閉じる咀嚼力、嚥下力に合わせたやわらか食など、お身体の状態に合わせた形態食をご用意。高血圧や心臓病などの病態別食や、減塩食などにも対応いたします。食べる楽しみを感じ続けていただけるよう、日々メニューの開発に努めています。
その他のサービスについて閉じる1~30日間(29泊)まで、要介護1から要介護5の認定を受けている方がご利用いただけます。車椅子をご利用の方や歩行が困難な方でも、安心してお過ごしいただけます。ご家族の外出等で、ご自宅で過ごすのが困難になる間など、お気軽にご活用ください。
その他のサービスについて閉じる末期がん・難病などの方で、医療依存度が高くご自宅等でのご生活や療養が困難になられた方に向けた、特別な料金プランをご用意しています。また、介護スタッフと看護スタッフが24時間常駐しているので、安心してお過ごしいただけます。
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