素晴らしき音楽教室
2023年6月8日
そんぽの家八坂では月2回先生に来ていただき音楽教室を開催しております。
ただ歌うのではなく記憶をさかのぼり歌詞の意味を考えていただくなど
頭の体操も兼ね添えている為ご入居者様も毎回たくさんの方が参加してくださいます。
今回の歌の内容は花嫁人形
1. きんらんどんすの
帯しめながら
花嫁御寮は
なぜ泣くのだろ
2. 文金島田に
髪結いながら
花嫁御寮は
なぜ泣くのだろ
ここまでを前半として歌詞の意味を参加者に問いながら進めていく感じです。
きんらんどんすとは何か?
花嫁御寮は
なぜ泣くのだろ?
文金島田とは何か?
参加者の皆さんは質問されてもすぐに答えていましたが
後ろで聞いてた私にはさっぱりわからなかったのでGoogle先生に聞いてみました。
きんらんどんすとは
漢字で金襴緞子と書きます。
高価できれいな織物。
金襴とは綾地または繻子地に金糸を加えた織物で
緞子は繻子で模様を織り出した織物の事らしいです。
勉強になりますね。
文金島田についても調べてみました。
女性の髪形の一つで島田髷の根を高くして、優美にしたもの。現在では婚礼の時などに結う。とあります。
そして花嫁御寮
神前式のあとにご両家の皆様で新しい家族のお披露目としてお庭を練り歩く儀式で御新婦様はお母様のお手引きで一歩一歩歩まれると出てきました。
つまり
この歌は花嫁さんがご両家の皆様とお庭を歩きながら泣いているという事になるのですが
ただ歌詞をみているだけでは受け取り方が色々あるなと見てて感じました。
結婚して嬉しくて泣いているのか、悲しくて泣いているのかはわからないため最期になぜ泣くのだろと書かれているのかなと私は感じましたがこういうところをどう受け止めるかが個人の感受性が強いかどうかで変わってくるのでしょうね。
しかしこの難しい文章をあっさりと答えていく皆様には本当に驚かされました。
音楽教室を通して昔の話を色々と聞かせてもらえることが本当に面白いと思える1日でした、先生ありがとうございました。
こういう日がいつまでも続きますように。
