【連載】高齢者ケアにおける排泄について～オムツの使用について
2021年7月14日
いつもホーム便りをご覧頂きありがとうございます。
上席ホーム長の高比良です。
本日も排泄についてお話させて頂きます。
オムツ・パッド選択のポイントです。
≪ポイント1≫
使う方のADLの状態や通常の排泄場所によって選択。介助なしで立位もしくは歩行が可能か介助があれば立位や座位が可能か、ベッド上(臥床)で生活することが多いのかを見ていきます。
一般的には立位・歩行可能な方はパンツタイプ、ほとんどがベッド上で生活される方はテープタイプという選択になりますが、テープタイプが「みるからにオムツだから嫌」という方など、使う方の思いに配慮して選択すること必要になります。
≪ポイント2≫
使用時間帯の尿量に見合った吸収量の製品を選択。
一回の失禁量(排尿量)に見合った製品を選択。
≪ポイント3≫
対象者の体格や性別によって選択。
◆ パンツタイプ ⇒ ウエストサイズ
◆ テープタイプ ⇒ ヒップサイズ
同じサイズ表示でもメーカーによって対象者の体格に合う、合わないがありますのでサンプル製品を使ってから決めることをお勧めします。
そして、排泄用具の選び方です。
一人で歩行ができたり、介助があれば立ったり座ったりできる方は、トイレやポータブルトイレで排泄する事ができます。
寝たきりの方であっても、腰を浮かしたり寝がえりができるのであれば、尿器や差し込み便器を使用して排泄する事ができます。
おむつを使用していたとしても、安易におむつ内で排泄をさせてしまう事は自尊心の低下を招くため、その方の排泄をしたい時間帯の把握と排泄用具の選び方は重要となってきます。
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