【連載】転倒について①
2021年5月21日
いつもホーム便りをご覧頂きありがとうございます。
上席ホーム長の高比良です。
本日は転倒についてお話させて頂きます。
高齢になると筋力、判断能力、視力などの様々な機能低下により転倒を起こしやすくなります。
転倒(骨折)をしてしまうと、ADLを低下させたり、恐怖心から寝たきり生活になったりと生活に悪影響を及ぼしてしまいます。
実際に介護が必要となる原因でも、脳血管疾患や認知症などと並び転倒(骨折)は上位となっています。
転倒を予防する取り組みが積極的になされ、特に運動を中心とした取り組みは多少の効果を示してはいますが、
転倒を完全に防ぐには至っていません。
それは、転倒の原因は複数の要因が混在して生じることが多く、その要因すべてに対応することは難しいことや、
明確な原因もわからず予測が難しい場合もあることなどが影響しているものと思われます。
そのため、転倒の問題に対しては個別に対応していくことが必要であると考えられます。
また、転倒は減らす事はできても0にすることは難しいため、いかにして骨折などの外傷予防をしておくかが大事になってきます。
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