大事なこと
2020年2月27日
皆様こんにちは。小田原有料老人ホーム「そんぽの家鴨宮」で生活相談員をしております東出智恵子です。早咲きの桜が見ごろの季節、コロナウィルスも発生している最中ですが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。今回は、ある日の出来事をご紹介したいと思います。長い年月を「そんぽの家鴨宮」でお過ごしになられており、当初はとても活気のあったご入居者様が、今は以前のような活気が薄れてしまい、ご自身のお部屋を間違えてしまわれたり「どうしていいか分からない」とおっしゃられます。誰もが抱えている淋しさや不安、孤独感みたいなものが、月日を重ねるごとに強くなっているようでした。それでもある日、男性職員が話を伺いながら手を握ると、いつも以上にやさしいお声で「ありがとう!!今起きたばかりなの」と笑顔で答えてくださり、握った手を離そうとしませんでした。その姿を目にしたとき、何気ない生活の中のささやかな関わりをとても大切にして、親身になって寄り添う仲間がいることを私自身、大変嬉しく誇りに思いました。「介護」は入居者の皆さまが私達と同じように、自分らしい生活を送るためにみんなで支えるかけがえのない仕事です。「そんぽの家鴨宮」には、相手を尊重し大切にすることで、一層信頼を深め、ご入居者様の笑顔を生み出せるステキな職員がたくさんいます。是非皆様にも実際に見て、感じて頂ければ幸いです。
皆様のご来場を心よりお待ちしています。
