カスタムカンファ × 薬剤師 ～ 強みを活かすこと③
2021年9月30日
そんぽの家柴又では月2回、
カスタムメイドケアカンファレンスを開催し、
新たにケアプラン(サービス計画)を作成するご入居者様に
どのような提案をしていこうか、多職種合同で話し合う機会です。
今月からこのカスタムメイドケアカンファレンスに、
提携薬局フロンティアファーマシー 薬剤師の日高さんが参加くださいました。
↓ 日高さん、ご紹介
https://www.sompocare.com/service/home/kaigo/H000221/message-detail/86865
お薬が高齢者に与える影響はとても大きいことがわかっており、
ご入居者さまの生活の変化と密接にかかわっていることが少なくありません。
私達ホームスタッフはご入居者さまに一番近い場所で日常生活を観察し、
変化を医師に伝えることで医療に関わっています。
日常生活で得られる情報は膨大です。
やみくもに医師に伝えられないので、
お薬や疾患に関する基礎知識を持ちながら、
予測をつけて情報を整理し、優先順位をつけて医師に伝えます。
この情報が医師の診断に与える影響はとても大きく、
正確な診断・処方には私達ホームスタッフの観察・分析がとても重要なのです。
そこにご入居者さまを支えるチームの一員として薬剤師・日高さんが加わりました。
前回のカスタムメイドケアカンファレンスでは、
向精神薬が変更になったご入居者さまに幻覚症状がでてきており、
その原因をホームとして考えていました。
「新しいお薬が合わなかったかな」「副作用がでているんだよ」という議論がある中で、
薬剤師・日高さん
「これは新しいお薬の影響より、前のお薬を抜いた離脱症状である可能性が高いですね。」
かっこいい～! さすが専門家♪
ホームから医師への伝え方次第では、
幻覚症状に対して新たにお薬が処方されてしまう可能性もありましたが、
薬剤師からの意見が聞けたことで、もう少し変化を見守ってから医師に相談してみよう。
という結論にたどり着くことができました。
これもまた専門職の強みを活かしてチーム力があがったケースです。
2021年度も折り返しになりました。
下半期はホームもスタッフもまた新しいチャレンジをして共に成長していきます。
全てはご入居者さまの生活がより良くなるため。
ご本人さま・支援チーム 双方が強みをだしあってより良いホームを目指したいと思います。
ホーム長 渡邊 哲平
～ 強みを活かすこと 終わり ～
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