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認知症って⑩

2020年3月7日

認知症の症状が進行していく段階で、息子様や娘様、お孫様、とても親しいご友人を思い出す事ができなかったり、忘れてしまう事もあります。

とても優しかったご両親が、面会にきたらいつも怒っている、逆にとても厳格だった性格がとても穏やかになる、お稽古事が大好きで社交的な性格だったのに部屋に閉じこもり出てこない、このような性格や個性の変化も出てくると思います。

その変化がご本人様にとって良いものなのか悪いものなかのかの判断はとても難しい事でもありますが、現在の症状に対してうまく付き合い、受け入れ、生活をして頂けることも、必要なのではないかと思います。

認知症に対するアプローチの方法の一つに「リアリティーオリエンテーション」という見当識に対しての認識訓練があります。
しかし、使う場面を間違えたり、不安や興奮、相手を試すような方法をすることは、この方法に限らず間違っています。

現実を伝えるという事が「誰にとっての現実なのか?」という事も理解しながら、その方にとっての真実の生活を送って頂く事が必要になってくるのだと思います。

「ユマニチュードケア」「バリデーション」「パーソン・センタード・ケア」「リアリティオリエンテーション」など様々な方法がありますが、そのいずれもが、切り口の一つであり、万能性があるわけではありません。

またツールや知識として理解したことでも、実践する際には「全く通用しない」「逆に不安にさせてしまった」など、必ずうまくいく事ばかりではありません。それどころか失敗やうまくいかない事の方が多いかもしれません。
しかし、ケアスタッフは「失敗」と「成功」の体験を繰り返しながら、ご入居して頂いている皆様のお力になれるように努力をさせて頂いております。

「認知症」は特別なご病気ではなく、人間が生きていく過程の中で発生する事象だと考えてみては?と以前知り合いの医師から話しをしてもらった事がありました。

遺伝子科学が飛躍的に進歩している現在であれば、将来的には治療可能なご病気になるとは思いますが、少なくとも現在は「上手く付き合える方法」を医療と介護で連携をしながら、それぞれの疾患と症状に合わせて対応をしていく事で信頼関係が生まれてくるのではないかと思っています。

記憶障害があり、記憶の保持ができない状態でも「いつも来ているスタッフがくると、笑顔になってくださる」
ここに介護が「寄り添いの重要性」に帰結しているのではないかと考えます。

今後ともそんぽの成城南をよろしくお願い致します。

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