☆ご利用者の方の表現力と自己実現☆
2019年10月12日
こんにちは
今回は高齢者の方の【表現力と自己実現】という事をお話しをさせていただければと考えております。
高齢者の方がお持ちになられている【力】は陰に隠れていることが多いものです。
これを表現していただくことにより、ご本人の自信の向上や社会的役割の向上というものが得られてきます。
実際、今回掲載させていただいている絵も、本施設に入居されているご利用者様が描かれた絵です。
前の写真と同じご利用者様が作成された絵画です。施設内の各箇所に掲示させていただいております、作品があることにより心が和みますよね。
このように絵を掲示させていただきだしてから、ご利用者様より「季節が変わったから絵も描き変えないといけないな」など話され、熱心にお声をかけてくれています。
このことは、社会的役割が少なくなってきている高齢者の方にとって、
自分は誰かに求められているのだと感じてもらえる良い機会になります。
次の映像は書道教室の作品の一部です。
ご自身の作品が掲示されることで自慢したくなりますよね。
絵や習字だけでなく表現の方法は他にも色々ございます。
「絵や習字以外の表現方法とは??」という声があがってくると思います。
掲載させていただいている写真は、私が旅行に行ったときの画像です。
このようにご自身で旅行に行ったときの写真や、ご自身で撮られた花壇の写真、風景の写真なども、表現力として活用できるものなのです。
それをご本人が見たり、他者が見たりすることにより「今度はどこ行こうか?」とか、
「皆に、こんなものを見てみほしい」と思うことにより社会的役割を持ってもらえるようになり、その方がその方らしい生活を送ってもらえるようになると感じます。
早い話、表現方法は何でも良いということです。必要な事は、それを用いることにより高齢者の方が自信を持ってもらえること、社会に何か役立っていると感じてもらえることなのです。
そう感じていただく事で、認知症の予防につながったり、意欲喪失の予防につながったりしてくると考えます。
こういうことは、ご自宅でお過ごしの高齢者の方にもお役立ていただけると考えております。
「出来る事から、一歩づつなにをかはじめませんか?」
そんぽの家 堺浜寺の職員桂からの提案でした。
