今月のご意見ご要望
2020年7月23日
日々の業務中、ご入居者様やご家族様より、様々なご意見ご要望をいただきます。
生活相談員業務でご意見ご要望の聴取やご要望に対して検討することは
非常に大切な業務です。
ホームではどのようなご要望が挙がるのか、
今月いただいたご要望の中から少しご紹介したいと思います。
ご家族様より、『転倒しないか心配』とのご相談がありました。
転倒しない為には…動かないということが100%転倒を防ぐ方法となりますが、
それでは生活の質が下がってしまいますし、身体拘束に繋がりかねません。
身体に合った補助具を使用していただくことが自立した生活を目指すことが出来、
ご本人様の価値も高まります。狭い空間では、家具などの配置を変更したり
手すりを作ることで伝い歩きが出来る環境が作れます。
広い空間では、杖や歩行器などを使うと効果的となります。
歩く手段ばかり考えるのではなく移動の自立を目標に考えますと、
車いすの使用も効果的となります。
今回の相談者様は移動手段は歩行と想定する必要があり、安定性の高い歩行器を
福祉用具の専門家の方に協力をしていただきながら選定しました。
それ以外に『長年使用していたペンダント型ナースコールが鳴らなくなった』や
『特別給付金の申請用紙の記入方法が難しいので、手伝ってほしい』などの
ご要望がございました。
『言っても応えてくれない』『言っても検討もしてくれない』『あの人には言いにくい』
『わがままを言ったら悪い扱いを受けてしまうのではないか』と思わせないことが
大切です。日々の挨拶・態度や言葉遣い・傾聴する姿勢・分かりやすい説明などを
心掛けながら、気軽に相談できるホームを今後とも目指していきます。
