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ホーム長だより

2023年8月13日

【菩薩様】

皆さまこんにちは

台風が近づいております
来訪いただきましたご家族様や事業所さん方とも、
天候を気遣う言葉が飛び交っています


気遣う言葉といえば、「大丈夫ですか」と問われることも問ことも
多いかと思います

気心しれた相手や家族だと「大丈夫じゃない!」と返答できることも
あろうかと思いますが、「大丈夫です」と返答すること、返答される
ことがほとんどではないでしょうか

「大丈夫」という言葉を受け止めつつ、相手の心情を慮ることが、
大切になってきます

ご入居者様にもご家族様にも職員さんにも、日々のかかわりの中で
発せられる言葉と想いに向き合い、寄り添っていくためにも
できるだけ「大丈夫ですか」ではなく「どうですか」と問うように
していますが、なかなか修行が足りません・・・

忙しい合間でもご入居者様と話し合い、笑いあっている職員さんを
見ると、改めて感謝と自省の思いにかられます


先日「勇気を振り絞って出したSOSを、絶対に雑に扱ってはならない」
「(原因を)苦しんでいる本人に押し付けてはならない」
という言葉に出会いました

一見当たり前の言葉のようですが、私自身は大きな気づきがありまして、
「SOSを出すには、勇気を振り絞っている」
「苦しみの原因がどこにあっても、まずは苦しい状況を変えなければならない」
ということ


「なにかあればいつでもお声掛けください」
「困ったら何でも言ってね」
と気軽に言ってきましたが、本当は「言う」ことは勇気がいること

SOSを出しやすい環境づくりはとても大切だと感じました

SOSに対して、改善策や原因の究明も大切ですが、まずはその苦しみの
存在を認める
「苦しかったね」と認めて受け止めて、一緒に考えていく

そういうホームでありたいなと思います

発せられたSOSを丁寧に受け止め、ご入居者様の困りごと、ご家族様の
困りごと、職員さんの困りごとを自分事としてとらえ、ホーム全体で
考え解消できるよう努めていきたいです


私がよくかけられる「ちょっといいですか」は、実はとても大切な
言葉だったのだなと感じています

これについては、また次回


余談ですが「大丈夫」とは仏教用語と言われていて、菩薩様の
尊称ともいわれています

どうか皆さまが心身ともに「大丈夫」でありますよう願っています



今日の夕刻、雨上がりの田能にかかった虹とともに








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