夢結いのーと☆彡
2023年9月3日
SOMPOケアでは、「SOMPOケア株式会社 ACPを推進する会」により、岡山大学緩和医療学講座、岡山大学病院 緩和支持医療科、岡山大学院ヘルスシステム統合科学研究所の松岡順治特任教授監修のもと、【夢結(ゆめゆい)のーと】というものを発行しております。
こちらは、「わたしのプロフィール」から始まり、わたしの好きなもの(こと)、嫌いなもの(こと)、ストレス発散法や、幼年期、青年期、壮年期、老年期の出来事や思い出を記入出来るようになっており、「その方らしさ」をより深く知るきっかけにもなります。
これらの聴き取りによって信頼関係を築き、終末期にはどうありたいかというところまで、お話しが出来ることが望まれます。
おひとりおひとりの思いやご希望に沿った生活のお手伝いが出来るよう、ラヴィーレ国立矢川でも、ご入居者様全員の夢結のーとを作成してゆこうという取り組みを始めることにしました。
まずは、ご入居者様全員に食堂に集まっていただき、全員に夢結のーとをお配りして説明会を開きました。
「昔、好きでよくやっていたことって何か思い出せませんか?山登りでもいいですし、編み物でも、芝居見物でも、或いは美味しいと思った食べ物とか、感動した景色とか、よく行った場所とか、何か思い浮かびませんか?」
「こちらにいらっしゃるほとんどの方が、子供の頃に終戦を迎えられていますが、玉音放送は、どこでどなたとお聞きになりましたか?」
「皆さまは、嫌なことがあったり、むしゃくしゃしたときに、どうやって発散して来られたのですか?」
たくさんの記憶が呼び覚まされることを期待して、たくさんの質問を投げかけさせていただきました。
この日はご説明のみで、実際はスタッフが聴き取りをさせていただいたり、ご家族にご協力いただく予定ですが
早速書き始めて下さる方が何名かいらっしゃいました。
中には「めんどくさい、余計なお世話よ。」とか、「こんな個人情報を聞いてどうするの?」等、厳しいご意見もありましたが、
お一人お一人のことをより深く知りたいという気持ちをご理解いただけましたら、すすめてゆきたいと思います。
