今年は、ひな壇の５段目をご紹介。
2019年2月12日
今年も、ひな壇を飾りました。本当に毎年毎年、飾り付けが早くなります(笑)
今回は、5段目をご紹介。
この3人組。仕丁(しちょう)というそうです。
護衛と雑用係。また、三人上戸とも言われており、それぞれ、「泣き上戸」「怒り上戸」「笑い上戸」です。
関東地方では、台傘と呼ばれる日傘、立傘と呼ばれる雨傘、沓台(くつだい)の3つをもっているのが多いようです。
行幸(ぎょうこう)と呼ばれる外出のときの従者のことで、そのための持ち物です。
なので、日傘をかざしてお供する係、殿の履物をお預かりする係、雨をよける丸い傘をかざしてお供する係を分担しています。
地方からの労働者として宮廷の雑役係りをしていたのです。そんな事情もあって喜怒哀楽の感情が表現されているのでしょうか。
ひな飾りの中では唯一庶民出身の白衣を着た三人一組、仕事が済んだあとは故郷の話に花が咲いたことでしょう。
(諸説あります)
ご来訪のさいは、みごとな7段飾り見ていってくださいね!
