色鉛筆のはなし
2021年7月4日
いつも熱心に塗り絵に取り組むご入居者さまがいらっしゃいます。
細かい絵柄が多く収録された美しい本と色鉛筆のセット、どちらもご家族さまからの贈り物です。届けられてから今までのあいだずっと、日課のようにして楽しんでいらっしゃる姿を、スタッフみんながお見かけしています。
ある日、鉛筆の先がずいぶん丸くなっていることに気づいたスタッフがお声かけし、鉛筆削りでお手入れさせていただきました。
趣味の道具は、いい状態で気持ちよく使いたいものですよね。
みどり色、きみどり色、それ以外に赤系統の色味の減り方が特に目立ちます。
植物の絵柄が多いことが関係しているような気がします。また、ご入居者さまのお好きな色の組み合わせなのかも知れません。
ほどよく尖らせた色鉛筆を手に、再び塗り絵に集中されるご様子を確認して、そっとその場を離れるケアスタッフでした。
脳トレやセラピー効果の観点から塗り絵が見直されるようになり、そのブームはもう何年も続いているようです。手軽に、またそれぞれのペースで取り組むことができるので、雨の多いこの季節には、とりわけふさわしい楽しみかと思います。
(今回あらためて思いましたが、白と黒だけいつまで経っても新品同様なのは、今も昔も変わらない「色鉛筆あるある」なんですね !)
