手芸クラブ、密着取材。
2021年4月25日
毎週火曜日、やや上級者向けの手芸作品に取り組むアクティビティ、「手芸クラブ」。
今日もまた、カメラ片手に見学させてもらいました。
今回はおひとりのご入居者さまに密着取材、です。
手芸クラブでの経験は、他のベテラン参加者の方々に比べると日が浅いかもしれませんが、めきめき上達されているんです。
毎回、意欲的に取り組まれる姿をお見かけしています。
さて、こちらが現在取り組んでいる作品の、作成途中のパーツです。
前回までは花弁の部分を作りました。まだ数は足りないのですがちょっとお休みして、今回は緑色の茎の部分を作ります。
カットしたグリーン紙に両面テープを貼りつけてから、竹串に巻きつけていきます。かなりの本数が必要なようですね。
余談ですが、完成形についてはあまり詳しく訊かないことにしています。
仕上がりを見せてもらうまで楽しみにしておきたいという、単なる個人的な理由です。
(ああそうそう、このあいだはこれを作ったね)
(ふうん、今日はそれを作るの)
(剥がしづらいね……反対側からやってみたらいいかな)
文章で再現するのは難しいのですが、このホームに来られるまでお住まいだった土地のイントネーションが、とても耳に心地よい語り口でいらっしゃいます。カメラを構えつつ耳を傾けているあいだにも、ひとつひとつの手順を着実に仕上げていかれました。
指先を使う細やかな作業を、ときに真剣に、ときにおしゃべりを交えつつ、皆さまが楽しんでいらっしゃる姿というのは、とてもうらやましく目に映るのでした。
なお、お隣のテーブルではベテラン参加者がおふたり、共同作業で黙々とパーツを量産されていたことも、合わせてご紹介しておきます。
さすが、の一言でございました。
