第2回ケア・ランド、開催 ！
2019年7月7日
昨年11月に初めて開催しました、子ども向け職業体験イベント 「ケア・ランド」。
その第2回を、七夕の日に開催しました。
定員いっぱいの15人に加え、当日飛び入りを合わせた16人のお友だちが参加してくれました。
また今回は日曜日の開催ということもあり、多くのご父兄の皆さまもお集まりくださいました。前回とはまた違った雰囲気にやや緊張しつつ、やっぱり金沢八景らしいにぎやかさの中、イベントスタート !
介護・看護・キッチン、3つのセクションごとに、当日の様子をご紹介します。
【介護セクション】
「車イスの乗りかた・動かしかた」
実際の居室があるフロアで、ケアスタッフの説明と見守りのもと、車イスの使用法を学んでもらいます。
見て聞いて、なるほどと思う。
やってみて、思ったようにいかないと気づく。
される側になり、身をもって知る。
介護というと縁がないように感じる方でも、例えば病院で、あるいはちょっと体調を崩したときに、もっとささいなことであっても、何かしらでひとの手を借りることはあると思います。そういった場面で、ちょっとこれは、と感じた経験はないでしょうか。
自分の身体が他人の手によって動かされるとき、頭に思い描くのとは全く違う感じ方をするものですよね。もっと言えば、恐怖や不快を感じることもある、ということ。
参加者の皆さんは、どのようなことを感じてくれたでしょうか。
「洗濯物のお返し」
ご入居者さまへ、洗濯の終わった衣類をお届けする場面。シミュレーションなので、タオルを洗濯物に見立てています。
笑顔のご入居者さまと、照れくさそうな表情の組み合わせがほほえましいひとコマ。
【看護セクション】
「手洗いしっかりできたかな」
手洗いの基本を、手洗いシミュレーターを使って体験します。
まず専用のクリームを手に塗りつけます。その後、洗い終えた手をブラックライトにかざすと、洗い残しのクリームが白く光って見える、というものです。
手に付着した汚れが、簡単には洗い流せないことを実感できます。
お父さんお母さん方でも、百点満点とはいかないようです。。。。。
そこで参上、看護スタッフ !
日常ではあまり馴染みがないかもしれない、しっかりした手洗いの方法を解説させていただきます。
「包帯をまいてみよう」
こちらも看護スタッフから、包帯の巻き方についてご案内しました。
怪我をしないにこしたことはないけれど、いざという時のために。
【キッチンセクション】
「お好み焼きを作ろう」
そろそろおやつにちょうどよい時間。
ちいさなお友だちとご入居者さまが一緒に、ホットプレートを使ってその場でお好み焼きを作りました。
たくさん作ってみんなで食べると、とっても美味しい !
そうこうするうち、あっという間にイベントは終わりの時間が近づいてきました。
2回目にしてすでに恒例の、ごほうびガチャタイム。各セクションの課題を修了したしるしとして楽しんでもらいました。会場は、ひときわにぎやかな笑い声でいっぱいに。
16人のお友だち、そしてご参加・ご協力くださいましたご父兄の皆さま、本当にありがとうございました。
最後に、当イベントにまつわる金沢八景の想いを、ご案内文から引用してご紹介させていただきます。
「SOMPOケア ラヴィーレ金沢八景は、六浦地区センター前にある有料老人ホームです。地域開放・地域貢献を行うなかで、地域に根ざしたホームでありたいと考えています。その一環として、子どもたちが本物の介護施設で福祉体験を経験することで、働く楽しさ、介護・福祉が身近に感じられる気持ちを育んで頂ければと願い、このイベントを企画しました」
たとえば、知らない誰かとの出会いだったり。
たとえば、あたらしい世界に向けられるまなざしであったり。
わたしたち金沢八景のホームで過ごした時間のなかから何かひとつ、こころに宿った種が、おひとりおひとりの中で根を張り、ゆっくり時間をかけて育っていくことを願っています。
また次回、遊びに来てくれるかな ?
