ゆっくり作ろう紙芝居
2022年2月20日
(時間に余裕があるときに、紙芝居を手づくりしてみようか……)
スタッフとご入居者さまのあいだで、そんなアイデアが浮かんだのはいつ頃だったでしょうか。少しずつ取り掛かっています。
とはいえ締め切りがあるわけでもありません。皆さまのペースでのんびり取り組んでいらっしゃいます。
「今日の手芸レクリエーションはもう終わったから、コレを始めてみたの」
自主的な活動であることを、この日も楽しそうに話して聞かせてくださいました。大きな画用紙に下絵を描き、数人で分担しながら色をつけているところのようです。
「塗りつぶす範囲が広いから、こうして鉛筆を寝かせて使うのよ」とのこと。根気が必要そうですね。
色鉛筆でグラデーションをつけるのはテクニックが要りそうに思えますが、どのページも繊細な出来映えで、柔らかいタッチが動物のイラストによく似合って素敵です。
共同作業でリーダーシップを発揮するかた、早々と受け持ちを終えおしゃべりに熱心なかた、そして黙々と作業に集中するかた。おひとりおひとりの個性が発揮される現場の様子は、とてもうらやましく映りました。
完成は楽しみですが、こちらも「ゆっくり」待ちたいと思います。
