【パタカラ体操】歯科衛生士さんの指導で
2020年10月26日
「パ・タ・カ・ラ、パ・タ・カ・ラ」
廊下から声が聞こえてきました。
覗いてみると、ご入居者様と歯科衛生士さんが一緒にパタカラ体操をしていました。
パタカラ体操とは、口腔ケア体操の一つで、
加齢に伴う口腔内の筋肉が弱ると、
口周りの筋肉、舌の動きが悪くなってしまうので
それを予防したり改善します。
実は「パ・タ・カ・ラ」はそれぞれに目的をもってトレーニングしているんです。
「パ」は閉じた口を大きく開けて発音します。
これは、唇を閉める筋力を鍛えて、食べ物を口からこぼさないようにするためです。
「タ」は舌の筋肉のトレーニングで上あごから下あごへ舌を打ちつけて発音します。
舌が上あごにしっかりつくトレーニングをしておかないと
食べ物をつぶしたり、ゴックンと飲み込むためです。
「カ」はのどに力を入れ、のどを閉めることで発音します。
一瞬だけ息を止めて食べ物をスムーズに食道へ飲み込んで送るためです。
「ラ」は舌の先を上前歯の裏につけ発音します。
口でかんだ食べ物をのどの奥へ奥へと運ぶには舌の筋肉のトレーニングが必要となるためです。
このようにパタカラ体操は美味しくお食事を摂っていただくために日頃からやっていただきたい口腔体操です。
