第三回 朗読の会
2021年7月24日
今回の朗読の会お題は、前回に引き続き「弁天娘女男白浪(白浪五人男)」と、「痩蛙 負けるな一茶 是にあり」など小林一茶の俳句を8つ選出しました。
上の写真は、今回はじめて朗読の会にご参加頂いたご入居者さまです。「弁天娘女男白浪(白浪五人男)」からの名台詞〝知らざあ言って聞かせやしょう”を、感情を込め詠みあげて頂きました。
こちらのご入居者さまも今回が初めてのご参加です。「大きな声が出なくなって自信がない・・・」との事でしたが、会の趣旨をご説明しご参加いただけました。
マイク越しに聞こえる声は、少し低めですが暖かみのあるものでした。ほっこり
前回に引き続き参加頂いたご入居者さま、流暢に詠みあげてくださいました。
小林一茶の俳句からは8選の句と、少しばかり一茶の生い立ちにも触れてみました。
信濃(長野県)の農家に生まれ、3歳で実母と死別、義母とは仲悪く15歳で江戸へ奉公。20歳で白髪が目立ち、初婚は52歳。
長男は生後1か月で亡くなり、続いて長女、次男、三男も幼いころに亡くなる。その後奥様も亡くなり、再婚・再々婚。58歳で脳卒中で半身不随、65歳で生涯を閉じる。(参照:webサイト 俳句の教科書)
そんな生い立ちを知り改めて詠んでみると、違った趣を感じますね、などのご感想を頂きました。
痩蛙 負けるな一茶 是にあり 我と来て 遊べや親の ない雀
俳句の奥深さを感じた会でした。
「朗読の会 第2回」は下記のリンクからご覧頂けます。
https://www.sompocare.com/service/home/kaigo/H000049/message-detail/76968
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