HECT勉強会
2020年8月28日
HECTとは認知症の周辺症状による行動障害の原因を特定し、行動障害を誘引する「引き金」を取り除くことで、ご本人様の不安や困りごとを少しでも解消し、穏やかな生活を送っていただけるようサポートする考え方です。
H…健康(Health)、E…環境(Environment)、C…コミュニケーション(Communication)
T…作業(Task)の頭文字からとっており、このそれぞれの項目から行動障害を引き起こしている要因を検討することで、より正確な引き金を特定することができます。
取り組みとしては、様々な職種のスタッフにBPSD気づきアンケートを記入してもらい、ご本人様の認知症の行動・心理症状を把握しました。次に、HECTの項目を活用し、情報収集を行った後、3日間ご本人様の行動チャート(1時間ごとの言動を詳細に記録)をとり、どういう時に行動障害が出現しやすいかを検討しました。そして、行動障害を引き起こしている引き金を特定(優先順位づけて)し、対策を実践してみました。今回は対策がうまくいき、ご本人様の行動障害は軽減し、穏やかな日々を送ることが継続できています。
今回の取り組みでわかったことはコミュニケーションの重要性でした。介護職員だけではなく、全職種がしっかりご本人様とコミュニケーションを図り、信頼関係を築くことがご本人様の不安や困りごとを解消することにつながりました。今後もご入居者さまひとりひとりと向き合い、この勉強会で学んだことを活かしていきたいと思います。
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八王子市 有料老人ホーム
SOMPOケア ラヴィーレ八王子片倉
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