第三十七回 俳句の会
2023年11月18日
今月の俳句の会のお題は11月の季語の中からお選びいただきました。
今回もいくつかご紹介いたします。
『七五三 口紅つけて すまし顔』
「綺麗な着物を着てお化粧をされると、どの子も少し大人びるわよね。すました顔も可愛いんだけどね」と仰っていました。
七五三の姿を見掛けると思わず見とれてしまいますね。
『大根で おでん味噌汁 おいしいよ』
「私、大根だ～い好き♡大根は色々使えて美味しいわよね」と笑顔で仰っていました。
この時期のおでんの大根は最高ですね。
『落ち葉ふみ 山路くだれば 冬近し』
「子供の頃は家の近くの山に遊びに行ってました。落ち葉が多くなってくると冬の訪れを感じます」と仰っていました。
冬の訪れは色々なところで感じますね。幼い頃の思い出を詠んでくださいました。
『留守の家 一人秋桜 咲きほこり』
ご自宅のお庭のコスモスが沢山咲いているそうです。「手入れしていないけど毎年キレイに咲くのよね～」と笑顔で仰られていました。
他のご入居者さまもご自宅にコスモスを植えていたとのお話があり、皆さまのお宅のお庭事情を知ることができました。
『初霜で 庭の秋桜 薄化粧』
寒い冬の朝にコスモスに薄っすらと霜が積もっている情景が目に浮かびます。コスモスのキレイな色と霜が太陽の光でキラキラ輝いている様子が想い描ける素敵な句です。
皆さまの俳句を聴かせていただくと幼い頃の思い出だったり、ご自宅にいらっしゃる時のご様子だったりが伺えて、それぞれの人生の奥深さを感じます。
長い人生の中の一コマを共有できて嬉しい気持ちになります。
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