第二十九回 俳句の会
2023年2月18日
今月の俳句の会のお題は2月の季語集の中からお好きな季語を選んで詠んでいただきました。
今月もいくつかご紹介します。
『きさらぎや 石の地蔵の チャンチャンコ』
ホームに入られる前に、いつも通る道にお地蔵さまがいて、いつの間にか誰かがこしらえた真新しい赤いチャンチャンコを着ていたことを詠まれたそうです。
誰がお地蔵さまにお供えしたのだろうと気になっていたことを思い出されたそうです。
『うぐいすの 耳そばだてて まつこころ』
うぐいすの鳴き声を今かいまかと待ちわびている様子を詠まれたそうです。毎日厳しい寒さが続いているので、春の訪れが待ち遠しいですね。
『薄氷 ふむ思いの 年になる』
寒い朝に薄い氷が張っていることがありますね。パリパリと氷を踏んで歩く情景が思い描けます。
ご自身のメモ帳にいくつも句を書いて来てくださいました。日頃から考えてくださっているご様子が伺えます。
『遠き日の 大森海岸 のり干し場』
随分前に大森海岸を訪れた時に海苔を干している所を見掛けられたそうです。海岸通りの店舗には海産物が干されていますよね。情景が思い描ける句ですね。
皆さんの季語が被ることなくバラエティに富んだ俳句が出来ました。この俳句の会が励みになっていると仰ってくださるご入居者さまもいらっしゃり、担当者としては嬉しい限りです。
来月もたくさんのご応募おまちしています。
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