第十九回 俳句の会
2022年4月16日
今月の俳句の会のお題は「桜」
事前のご応募は18句でした。
今月もいくつかご紹介します。
『あああそこ しだれ桜の 優雅さよ』
しだれ桜は存在感がありますよね。遠くからでもすぐにわかります。ソメイヨシノや河津桜など色々な種類がある桜の中でも一番優雅さを感じると仰っていました。
『さくら花 散りてののちの 緑葉うれし』
桜が散ってしまったあとの葉桜の状態でも、新緑の青々とした芽吹きを見ると暖かい季節になったと嬉しく感じられるそうです。
『さくら かぜにふいて はなふぶき』
桜の花びらが風に舞って綺麗な花吹雪になっている様が想像できる句ですね。素敵です。
『ラヴィーレの 窓から見える 八重ざくら』
ダイニングの窓越しに見える八重桜のことを詠まれたそうです。今、八王子片倉のテラスにはチューリップが満開でその先に八重桜が見えます。
春爛漫の眺望を毎日楽しんでいらっしゃるそうです。
『桜散り 青葉若葉の 季節なり』
新緑の季節って一番過ごしやすいですよね。寒い冬から暖かい春になったなぁと季節の移り変わりが感じられる句ですね。
『川べりを 花びらこぼれる 風のなか』
ご家族さまと近くの川沿いをお散歩された時のことを詠まれたそうです。桜の花びらが川に浮かんでサラサラ流れていく様をご覧になったそうです。
風情が感じられます。
『東京へ 初めて高尾の 桜かな』
東京に上京して来て初めて息子さまに連れて行ってもらったのが高尾山だったそうです。ちょうど桜が満開で美しかったと思い出を詠まれた句です。
印象に残っていらっしゃるんですね。
毎回担当者としてこの会に携わっている私も、皆さんの感性に刺激され一句思いつきました。
『春知らす 標本木の 蕾かな』
標本木の桜が開花したら開花宣言になりますね。いくつになっても桜の開花宣言がまだかまだかと待ちわびている様を詠みましたと、ご入居者さまにお伝えしたところ「いいじゃない」とお褒めの言葉をいただきました。
五七五の17文字に思いを込めるって奥が深いですよね。
来月のお題は「母の日」です。
来月もたくさんのご応募お待ちしております。
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八王子市 有料老人ホーム
SOMPOケア ラヴィーレ八王子片倉
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TEL:042-635-4165
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