第七回 朗読の会
2022年3月26日
今月の朗読の会、お題は3つでした。
・付け足し言葉
・春暁(しゅんぎょう)
・道程(どうてい)
”驚き桃の木山椒の木” ”恐れ入り谷の鬼子母神” ”おっと合点承知の助” などの「付け足し言葉」。
まずは口慣らしです。
”その手は桑名の焼蛤” ”何か用か 九日(ここのか)十日(とうか)” などなど リズムよく、大きな声で読んで頂きました。
漢詩「春暁(しゅんぎょう)」 心地よい陽気が数日あり、春を待ちわびる思いで選びました。
”春眠 暁を覚えず” 穏やかな日を想像させてくれます。
高村光太郎「道程(どうてい)」
はじまりの ”僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る” が印象的です。
僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る
ああ自然よ、父よ
僕を一人立ちさせた広大な父よ 僕から目を離さないで守る事をせよ
常に父の気魄を僕に充たせよ
この遠い道程のため この遠い道程のため
一か月以上続く海外での戦争もあり、皆さまと少しだけその話をさせて頂きました。
疎開を、空襲を経験された話などをして下さいました。
皆さまは私たち以上に現状を憂いているのだと感じました。
平和への道のり それが遠いものでない事を願わずにはいられない、 皆さまの思いでした。
前回2022年1月開催は下記のリンクからご覧頂けます。
https://www.sompocare.com/service/home/kaigo/H000049/message-detail/122539
※本企画は斎藤孝著「声に出して読みたい日本語①」(草思社文庫)から引用させて頂いています。
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