食べる ～私たちが守ります～
2016年8月6日
『最期まで食事をお口から食べていただきたい』
老人ホームの暮らしの中で、皆さまが楽しみにされているお食事について
私たちの取り組みをご紹介します。
年齢を積み重ねていくと飲み込む力（嚥下能力）や噛む力が衰えてきます。
飲み込む力が低下していくと上手く飲み込めなくなり、
誤嚥してしまったりして誤嚥性肺炎を起こしてしまうこともあります。
まず毎日の口腔ケアや体操を続けていく事が能力の維持につながります。
ホームでは定期的にご入居者さまの状態確認をST（言語聴覚士）の巡回を通して行っています。
先ず口腔内野確認をさせていただきます。
・口の中の汚れや奥歯の有無、かみ合わせ
次に食べる際の姿勢の確認
・机と椅子との距離、机・椅子の高さ、座り方（前後左右の傾き）、顎の位置
そして食べている時の状況
・１口の量、食べ方（かきこむ、吸う、口の開き、舌の動き）、箸やスプーンの使い方、飲み込むまでの時間、飲み込む際の動き
ご入居者さまお一人おひとり状況は違い、その方に合った最適な方法や食事形態、食器や姿勢をすることでご自身で食べることができる環境をご提案させていただき、最期までお口からお食事を食べていただけるよう取り組みをさせていただいています。
