ICT導入 ～ピュアット～
2020年7月2日
SOMPOケア ラヴィーレ座間谷戸山公園の今年のICT導入
第二弾は『ピュアット』です。
ピュアットはお風呂のサポートとなる機器です。
『ウルトラファインバブル』と呼ばれる直径が1マイクロ
メートル以下の気泡が、電荷を帯びて吸着作用を示す性質
を活かして、身体の汚れを落とす仕組みです。
勉強会も開催しました。
お風呂に設置し、お湯をピュアット内を通して循環
させることで、ウルトラファインバブルを発生させます。
従来のようなこすり洗いを行わなくても、ただウルトラ
ファインバブルが含まれたお湯に浸かったりシャワーを
かけるだけで、無数の小さな泡が皮脂などの汚れを取り
除き、身体を清潔に保つことができます。また、小さな
泡とお湯で洗うため、これまでのこすり洗いでは難しか
った細かい部分の汚れもキレイにすることができます。
洗身や洗髪の時間が軽減されることで、介護士の負担の
軽減と共に、ご入居者様の負担の軽減、のんびりと湯船
に浸かる時間の増加など、様々なメリットが見込めます。
黒い先端のホースから吸水し、白いシャワーヘッドから
ウルトラファインバブルのお湯が出ます。
これにより洗身、洗髪際にシャワーとして利用も出来ます。
【ウルトラファインバブルはここが凄い!】
アクリルの板に、油を赤色の色素で着色した物を
皮脂汚れの代替として付着させ、8リットルの水量で
ウルトラファインバブルを発生させた40度のお湯による
洗浄効果を試験しました。
写真のように、ただのお湯(写真左)に浸けただけでは
落ちない汚れが、ウルトラファインバブル(写真右)
では、除去されています。
(ピュアット ホームページより)
実際にウルトラファインバブルが見たされたお湯に、
スタッフが足をつけてみました。
写真では分かり辛いですが、白い皮脂のような汚れが
浮いているが分かります。
これは足をお湯につけて2～3分の状態です。
※このスタッフは毎日お風呂に入っています(笑)
これだけの皮脂汚れが何もしていなくても落ちます!
今後、このピュアットを活用して、ご入居者様にも
スタッフにも負担の少ない入浴介助を行っていきます。
【石油系界面活性剤(石鹸・ボディーソープ・シャンプー)不要】
一般的な石油系界面活性剤は、洗浄能力が非常に高い反面、
皮膚への刺激が強く、肌が敏感な方には、負担をかけて
しまうことがあります。また、石油系界面活性剤に対して、
アレルギー体質の方もいます。
ウルトラファインバブル入浴では、水と少量の空気の力に
よって、洗浄する為、界面活性剤を利用しません。
肌が敏感、アレルギー体質である入居者様も安心して入浴
するこができる為、おすすめです。また、環境負荷が非常に
小さい事も特徴です。
ウルトラファインバブル入浴は、人と環境にやさしい技術です。
【ウルトラファインバブルって何?】
我々の生活で一般的な泡。この泡のなかでも特に小さい、直径100マイクロメートル以下の
気泡を総称して、ファインバブルと呼びます。通常の泡は、一つ一つ目視で確認することが
できます。しかし、ファインバブルのうち、「マイクロバブル」と呼ばれる直径が1～100マ
イクロメートルの気泡は、水が白濁することで、存在が確認できるようになります。さらに
小さな「ウルトラファインバブル」と呼ばれる直径が1マイクロメートル以下の気泡になりま
すと、無色透明となり、目視できません。
ウルトラファインバブルは、見た目の違い以外にも様々な特性があります。例えば、水の
中に長時間浮遊すること、気泡が電荷を帯びて吸着作用を示すこと等です。このウルトラファ
インバブルの特性を利用して、水産養殖業や農業、食品工業、化学工業などで応用され、
学術的にも研究が進み多数の成果が発表されてきています。
https://www.kinboshi-inc.co.jp/science_finebubble.php
