『夢結いのーと』で入居者様のご希望を叶えたい!!
2022年9月16日
いつもホームだよりをご覧いただきありがとうございます。介護付有料老人ホーム SOMPOケア ラヴィーレ小田原 ホーム長の肥留間です。
本人の記憶や、話したいことを書き記すエンディングノートは、アドバンス・ケア・プランニング(人生会議)を行う上で大いに役立ちます。今回はSOMPOケアのオリジナルエンディングノート『夢結いのーと』を改めてご紹介したいと思います。
『夢結いのーと』をはじめるあなたへ
こんにちは
『夢結いのーと』を開いてくださり、ありがとうございます!
あなたはこのノートをどのような場面で、どんな人から受け取りましたか?
あなたにこのノートを渡してくれた人は、あなたのことを知りたい、これからの人生の助けになりたい、日々を楽しく過ごしていただきたい、きっとそんな想いをもっています。
『夢結いのーと』は、
あなたの今後に関わっていくすべての人々との縁を結び、これからの時間が彩り豊かなものであるように…
いつかあなたが、自分の意思を伝えられなくなって、誰かが代わりにこれからのことを決めなければならなくなった時、このノートに記した言葉が拠りどころのひとつになるように…
そして、いつか別れの時を迎えたあとも、それぞれの記憶の中に温かい思い出として紡がれていくための一助になって欲しい…
そんな願いを込めて作りました。
「自分のことを分かってほしい」と思う人は多いでしょう。分かってもらうために大切なことは、あなたが主人公の物語を言葉にして伝えることです。
「言葉にして伝える」それは少し体力の要ることだから、身近にいる誰かと一緒にやりましょう。お茶でも飲みながら、ときに書くこと自体は人に任せて、気楽に始めてみませんか。
~『夢結いのーと』序章より抜粋
『夢結いのーと』は、そのようにして始まります。
内容は3つのパートに分かれています。
① わたしのこと編
② これからのこと編
③ 終末期における「医療」のこと
① わたしのこと編では、
ご入居者さまの好きなもの(こと)、きらいなもの(こと)、趣味、特技、苦手なもの(こと)、ストレス発散法、わたしの歴史(幼年期、青年期、壮年期、老年期)、お世話になったひと、会いたいひと、宝もの、病気を経験して気づいたこと、学んだこと、日ごろの健康についてのわたしのポリシー、意思表示しているもの(リビングウィル、臓器提供意思表示カード、献体について)、通院中の病院またはかかりつけ医について、ご入居者さまとお話して、書けるところは書いていただき、完成を目指します。
② これからのこと編では、
ご入居者様さまの夢、これからの人生をどんなふうに過ごしたいのか、これから住むならどのような環境がいいか、介護するひとにどのようなことを期待するか、介護を受けるならどのようなお世話を受けたいか、もしも自分の考えや気持ちが伝えられなくなったとき、代わりに治療方針について判断してくれるひとはだれか、もしも病名や病状がとても重いものだったら、説明はどのくらい望むか、治療では状態の改善が見込めない場合、どのような医療ケアを望むか、どこで旅立ちを迎えたいかを聞き取り、書けるところは書いていただき、完成を目指します。
③ 終末期における「医療」のこと
ここでは、一般的な治療例を示し、どのような治療を受けたいのか、受けたくないのかを考えていきます。具体的には、経管栄養(胃瘻、腸瘻、経鼻経管栄養)、人工透析、点滴、中心静脈栄養(IVH、CVカテーテル、CVポート)、人工呼吸器、気管挿管、気管切開、痛みや苦痛の緩和(医療薬麻薬等を使用)などについて、わかりやすい言葉で解説されています。
『夢結いのーと』作成の過程で行う、聞き取り、書き取り、コミュニケーションそのものが、わたしたち職員と入居者さま、ご家族さまとの関係を、より良いものにしていきます。そして、完成した『夢結いのーと』はいつでも、何度でも、書き直し可能です。この取り組みは、医療機関や地域包括支援センター、居宅介護支援事業所のみなさまからも大変好評で、多職種共同、地域医療連携の要にもなり得ると感じています。
9月に入って、続々とご入居者さまの『夢結いのーと』が完成してきました。
私たちは、みなさまからいただいた生の声を大切に、お気持ちを支え、お一人おひとりの「夢」や「願いごと」を、ひとつでも多く実現したい、みなさまと一緒に心が強く揺さぶられるような時間を過ごしたい、そのためにいまできることを、懸命に考えています。
ラヴィーレ小田原を、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
ご家族さま、近隣地域とも協力し、ご本人の心身の状態に応じた適切なケアを提供します。またケアスタッフやケアマネジャー、看護スタッフなど、多職種が連携し、尊厳を大切にしたケアに努めます。
その他のサービスについて閉じる全室個室なのでご面会は24時間いつでもお気軽にお越しいただけます。居室にトイレや洗面台もあり、ご自宅と同様のプライベート空間を確保。また、緊急呼出装置が各所に設置されており安心です。
※一部ホームでは居室にトイレが無い場合もあります
住み慣れたお部屋で最期を迎えたいというご入居者さまのご要望により、看取りに対応しています。事前に看護処置の準備、医療機関との連携の確認、ご家族さまとの連絡体制の確保などを行い、心を込めて、身体的、精神的苦痛、苦悩の緩和に努めます。
その他のサービスについて閉じる咀嚼力、嚥下力に合わせたやわらか食など、お身体の状態に合わせた形態食をご用意。高血圧や心臓病などの病態別食や、減塩食などにも対応いたします。食べる楽しみを感じ続けていただけるよう、日々メニューの開発に努めています。
その他のサービスについて閉じる1~30日間(29泊)まで、要介護1から要介護5の認定を受けている方がご利用いただけます。車椅子をご利用の方や歩行が困難な方でも、安心してお過ごしいただけます。ご家族の外出等で、ご自宅で過ごすのが困難になる間など、お気軽にご活用ください。
その他のサービスについて閉じる末期がん・難病などの方で、医療依存度が高くご自宅等でのご生活や療養が困難になられた方に向けた、特別な料金プランをご用意しています。また、介護スタッフと看護スタッフが24時間常駐しているので、安心してお過ごしいただけます。
その他のサービスについて閉じる