8月のギャラリー
2019年8月11日
能と狂言はセットで上演されることが一般的です。
能は、重々しい謡(うたい)、厳(おごそか)かな所作(しょさ)、華麗な装束(しょうぞく)、端正な造形の面(おもて)が特徴です。
いっぽう、狂言はコミカルな動き、軽妙なデザインの衣装によって演じられ、能の演目と演目の間にもうけられる息抜きのような役割を果たしていました。
武悪(ぶあく)は、狂言の面です。
目じりがさがり下唇をかみしめて踏ん張っていますが、視線が上目づかいになっているところがユーモラスです。
「ふしぎぞう」と読みます。
端正さと清高な品位があり、天女、高貴な女性の役に用いられます。
2点とも、富永様の力作です。現在、厚木ギャラリーで飾らせていただいています。
熱い日が続きますが、皆さまホームまで是非涼みに足をお運び下さい。
