【思い出】
2023年8月29日
先日、そんぽの家尼崎田能のホーム長さんより、
「花火大会の日にイベントするからおいでよ」とお誘いをうけました。
尼崎田能は私が以前在席していた職場で、約2年前にここ宝塚山本に異動になりました。
家が近い為、別件で時々尼崎田能にはお邪魔していましたが、
久しぶりのイベントということで、少しワクワク♪
以前は、毎年、伊丹花火大会をホームからご入居者さまと鑑賞しており、
なんだか少し懐かしい思いもありました。
早めに到着したため、イベントの行われる会場である3Fのリビングに伺ったところ、
あるご入居者様から
「久しぶりやん!あんた、元気してたか?」と、お声をかけていただきました。
突然のことに私もビックリ!
「覚えてくれてたんですね」と返すと、
「○○さんやろ?覚えてるよ!ほんま久しぶりやなー」と・・・
涙が出そうなくらい、嬉しかったです。
時間が近づき、テーブル等の片付けをするためリビングに行くと、
あるご入居者様がお部屋の入り口から、こちらを見ておられるのに気がつきました。
私もそちらを見ると、手招きされている。
約2年前に異動することになった時、ご挨拶に行った際、手をギュッと握り、涙して下さったご入居者様でした。あの時と同じように、私の手を力強く握ってくださいました。
ここでまた、覚えて下さってたんだー!!と感激!!
たくさんの方が参加されていました。
見えるところも限られている為、建物の外で鑑賞できるよう、ホーム長に承諾を得て、
ご入居者様と一緒に敷地内のよく見える場所へ移動。
夜風が気持ちよく、他にギャラリーもいない為、
「特等席やなー」「上よりよー見える、こんなところあったんやねー」と喜んで頂け、
「昔は家からも見えてたんやけどなー」
「今は高い建物が多くなったからなー」と、地元あるある(笑)
今回で43回目となる花火大会で、私も小さい時は家の前から見ていました。
ちょうどそこへ飛行機が飛んでいるのが見え
「昔、飛行機の中から花火を見たことがある」
「マンションから淀川の花火も見えてたんよー」
「交通費使わんとこんなにきれいにみえて、最高やね」と
思い出話が、次から次へと出てくる。
終始笑顔で、他にもいろいろなお話をして下さいました。
まだまだ話足りないといった感じでしたが、時間となり、今年の花火鑑賞は終了。
「えーもん見せてもらったわ」
「これでビールでもあったらよかったのになー」と、
最後に周囲を笑わせておられました。
すみません、気が利かなくて・・・(笑)
お元気な頃に比べ、外出が難しくなってきたり、頻度が減ったりしています。
今回、ご入居者様にとって、思い出の1ページとなることができたのでしょうか?
彩りを添えることができたのでしょうか?
いつも考えてしまいます。
コロナ禍でいろいろな事が制限された何年間がありました。
その間はいろんなことを我慢してきたと思います。
その何年か分を埋め尽くせるようなイベント・行事を行えるよう、
皆様の【思い出】に彩りを添えられるよう
宝塚山本も頑張っていきたいと思います。
