ニュースでご覧になりましたか?
2023年6月18日
2023年6月14日、
認知症基本法案が参議院本会議で可決となり、
『認知症基本法』が成立されたという
ニュースが流れましたが
みなさんはご覧になりましたか?
『認知症基本法』とはどんな法律でしょうか?
おおまかに説明しますと、
認知症がある人でも尊厳を持って
社会の一員として自分らしく生きるための支援や、
認知症予防のための施策を定めるための法律です。
アルツハイマー型認知症を始めとした
[認知症]と呼ばれる疾患以外にも、
脳神経などの疾患によって
認知機能が低下してしまった状態の人も対象です。
基本理念として
1:認知症の人やその家族の意向を尊重すること
2:地域での生活・共生に向けて、認知症に対する国民の理解を深めること
3:保険医療サービス・福祉サービスが切れ目なく提供されること
4:家族に対する支援を行うこと
5:認知症・認知機能障害の予防、診断、治療、リハビリテーション、
介護に関する研究開発を推進し、活用すること
6:教育、地域づくり、雇用、保健、医療、福祉など
関連する分野で総合的に取り組むこと
などが上げられています。
地方公共団体には
認知症支援のための施策を
策定・実施することが求められます。
介護福祉サービス事業者だけではなくて、
公共交通機関や金融機関に小売業などの
日常生活に必要なサービス事業者も、
認知症施策への協力や認知症の人への配慮が
求められることになりました。
認知症の人が暮らしやすい地域をつくるために、
交通機関の整備やバリアフリー化をすすめ、
雇用・就労の援助、認知症を理解するための
教育や運動も整備されていくことになります。
政府ではこれから『認知症施策推進基本計画』が策定され
より具体的に施策の内容を議論していくことになります。
『認知症基本法案』全文はこちらから(衆議院・議案情報より)
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/houan/g19805030.htm
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