
訪問入浴介護とは?利用の流れや料金・おすすめの人について解説
訪問入浴介護は介護保険制度で利用できるサービスの一つで、自宅で生活する高齢者のもとに訪問入浴介護事業者が訪問して入浴介助を行うサービスです。この記事では、訪問入浴介護の利用の流れ、費用、どのような方が対象となるのか詳しく解説します。
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介護ベッドは要介護状態にある高齢者が、自宅や施設で快適に過ごせるように設計されたベッドで、特殊寝台と呼ばれる福祉用具の一つです。
介護ベッドを利用することで、寝る・起き上がるといった動作の負担を減らせますが、どのような機能があるのか、どのような場合に介護保険が適用されるのか、自費で購入・レンタルした場合はいくらかかるのかなど、介護ベッドに関して疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
介護ベッドを利用する場合は、購入とレンタルの2つの手段があります。またレンタルの場合は、自費でのレンタルと介護保険を使ったレンタルの2つのパターンがあります。
この記事では、介護ベッドをレンタルする場合の費用のほか、購入する場合の費用もご紹介するとともに、介護ベッドの選び方、選ぶポイントを解説します。
目次
介護ベッドは介護保険法上では特殊寝台と呼ばれ、ご利用者の生活動作を支える福祉用具の一つとして位置づけられています。これを利用すれば、ベッド上に座る、寝る、ベッドから起き上がるなどの動作において負担を軽減することができます。
以下、介護ベッドに備わる基本的な機能をご紹介します。
寝ている状態から上体を起こしてくれるリクライニング機能です。ベッドで上半身を起こしたいときに、背もたれを好みの高さ・角度に調整できます。上半身を起こせるため、ベッド上で快適に過ごせるだけでなく、ベッドから起き上がる・立ち上がる動作の負担を軽減できます。
ベッドの膝の部分を持ち上げ、曲げ伸ばしを補助する機能です。ベッドで上半身を起こして座っていると、どうしても身体全体が足元へずり落ちてしまいます。膝部分が上がることで、足元へずり落ちることなくベッド上でも適切な姿勢を保つことができます。また、足のむくみ予防にも役立ちます。
ベッド自体の高さを調整する機能です。ご利用者がベッドから立ち上がるときに適切な高さにしておけば、身体への負担や危険なく立ち上がれます。また、介護者の背の高さに合わせて調整することで、ベッド上での介護にともなう腰への負担を減らせるメリットもあります。
介護ベッドを自費でレンタルする場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。
介護ベッドを自費でレンタルする場合、ベッドのサイズや搭載される機能、サポートの有無などによって価格に幅はありますが、1ヵ月あたり約1万円~2万円の費用が必要です。
なお、介護ベッドが載っているレンタルカタログにはベッド本体のレンタル料の記載はあるものの、マットレスや手すりはオプション扱いでその費用が掲載されていない場合があるため注意が必要です。
介護保険を使って介護ベッドをレンタルする場合、ご利用者が要介護認定において要介護2以上と判定されていなければなりません。
ベッドのサイズ、デザイン、搭載される機能によって幅はありますが、介護保険を使って介護ベッドをレンタルした場合、本来のレンタル料の1~3割のみの負担になります。例えば、自己負担額が1割の場合、ご利用者が負担する金額は1ヵ月あたり約500円~1,800円程度です。
参考:厚生労働省「福祉用具の全国平均貸与価格及び貸与価格の上限一覧(令和3年4月~)(令和2年10月30日更新)」
月々の支払いとしては介護保険を使ったほうが安く済みますので、要介護2以上と認定された方は介護保険の利用をおすすめします。
なお、要介護2以上の方がレンタルできる福祉用具は次のとおりです。
品目 | 内容 |
---|---|
特殊寝台(介護ベッド) | ベッドの背部や脚部の角度を調整(ギャッジアップ)ができる電動ベッド |
特殊寝台付属品 | ベッドサイドに設置するレールなど |
床ずれ防止用具 | エアーマットなど |
体位変換器 | 床ずれ防止のための体位変換器 |
車いす | 移動用で使う車輪の付いた椅子 |
車いす付属品 | 車いすの座面に敷くクッションなど |
認知症老人徘徊感知機器 | ご利用者の徘徊を検知するための機器 |
移動用リフト | ベッドから車いすなどに移るための移動用リフト (つり具部分は除く) |
福祉用具は、認定された要介護区分に応じてレンタルできる品目が異なります。希望する福祉用具がレンタルできるかどうか、またご利用者のニーズに合った福祉用具があるかどうか、介護支援専門員(以下、ケアマネジャー)に相談してみましょう。
介護ベッドは購入することもできます。ベッドの大きさやデザイン、どのような機能を必要とするかなどによって価格が異なりますが、少なくとも約15万円~20万円ほどかかります。
以下、介護ベッドを購入した場合の一例を紹介します。
例 | 価格 |
---|---|
電動介護ベッド1モーター (上体を起こす+膝を上げる動きが連動) |
約17.5万円 |
電動介護ベッド2モーター (上体を起こす+ベッドの高さ調整 or 上体を起こす・膝を上げる機能が連動+ベッドの高さ調整) |
約14.6〜40万円 |
電動介護ベッド3モーター (上体を起こす+膝を上げる+ベッドの高さ調整) |
約17.5~45万円 |
介護ベッドのレンタルは費用が安く済むメリットがある一方で、返却を前提としているため規約に沿って丁寧に扱わなければなりません。傷や汚れなどを気にせず、自分の所有物として自由に使いたい場合は、購入するのも一つの方法です。
ただし、介護ベッドの購入には大きな費用がかかるため、特段の事情がない限りは介護保険を使ってのレンタルをおすすめします。
なお、介護ベッドを購入する場合、介護保険は利用できませんので注意しましょう。
ここからは、介護ベッドのレンタル・購入を検討する際、どのような視点で選んだら良いのかをご紹介します。
介護ベッドのサイズがご利用者の身体に合うか、介護ベッドを設置するお部屋の広さに合うかなどを確認します。ただ単に居室に介護ベッドを置くだけでなく、その周辺のスペースも確保してご利用者が活動しやすいようにできるか、介護者が介護しやすいかなどの配慮も必要です。
介護ベッドを選んだあとは、その付属品であるマットレスも選びます。マットレスは次の硬さから選べます。
ベッドの硬さは仰向けに横たわっている状態で、身体が適度に沈み込む柔らかさが良いといわれています。また、ご利用者が立ち上がることも想定されますので、適度な硬さがあるものを選ぶと良いでしょう。
介護ベッドは、メーカーや製品によって搭載されている機能が異なりますので、利用を始める前に次の点を確認しておきましょう。
また、これらの機能がハンドル式(手動でハンドルを回して高さ・角度を調整する)か、モーター式(電動で高さ・角度を調整する)なのかもチェックしましょう。
ご利用者が身体を起こしたりベッドに上がったり降りたりする際には、手すりがあると便利です。手すりは高さ・長さによっていくつかの種類がありますので、ご利用者のニーズに合わせて判断しましょう。
なお、転落防止の柵は手すりとは別の物です。手すりはベッドレンタル時に付属していることが多いですが、転倒防止の柵等は別途レンタルする必要があります。
ここからは、介護保険制度を使って介護ベッドをレンタルする流れを説明します。
介護保険を使って介護ベッドをレンタルする場合、ご利用者は要介護認定を受け、要介護2以上と判定されなければなりません。要介護認定を受けるには、お住まいの市町村窓口に申請をし、認定調査を受ける必要があります。
要介護認定を受け要介護2以上と判定されれば、介護保険を使って介護ベッドをレンタルできます。いつから、どのような介護ベッドを利用したいのか、具体的な希望があれば担当のケアマネジャーに相談しましょう。
ケアマネジャーによっては介護ベッドの種類など、福祉用具のレンタルに関する情報を提供してくれる場合がありますので、気軽に相談してみましょう。
ケアマネジャーに相談したら、次に介護ベッドをはじめとした、福祉用具のレンタルを行う福祉用具事業所(福祉用具を取り扱う業者・事業所)を選びます。事業所を選ぶ際、下記のような視点で選ぶと良いでしょう。
ご利用者が実際に介護ベッドを利用する際は、事業所に所属する福祉用具専門相談員による訪問調査・アドバイスが行われます。
福祉用具専門相談員とは、高齢者や障がい者が福祉用具を購入・レンタルしようとする際に、選び方や使い方をアドバイスする専門職です。次の点を確認したうえで、ご利用者に適した介護ベッドを複数提案します。
レンタルする介護ベッドが決まったら、福祉用具事業所と契約を結びます。そのあと、介護ベッドが納品されて、サービスが開始されます。
実際の利用が始まったあとは、福祉用具専門相談員やケアマネジャーが介護ベッドの利用状況や使い心地の確認を行いますので、使用上の問題があれば伝えましょう。
介護保険を使わずに自費レンタルする場合は、自身で介護ベッドの福祉用具事業所へ連絡・相談します。ケアマネジャーが福祉用具事業所との間に入って連絡・調整してくれるのは、あくまでも介護保険を利用してレンタルする場合に限られます。
介護ベッドは自費で購入・レンタルすることも可能ですが、介護保険が適用される場合と比べて費用が高くなってしまいます。要介護認定で要介護2以上に認定された方は、介護保険を使って介護ベッドをレンタルすることができるため、担当のケアマネジャーに相談して介護保険を利用し、なるべく費用を抑えられるようにしましょう。
また、介護ベッドをレンタルするにあたって、どんなベッドがよいのかは福祉用具専門相談員がアドバイスしてくれます。ケアマネジャーや福祉用具専門相談員に相談しながら、状態に合った介護ベッドを利用するようにしましょう。
SOMPOケアでは、福祉用具レンタル・販売サービスを提供しています。ケアマネジャーなどに相談しながら、ご利用者のニーズに合った介護ベッドを選びましょう。
現役の大学教員として社会福祉士・介護福祉士の養成教育に携わる。福祉人材の教育は約20年のキャリアがあり、医療・介護・福祉だけでなく、年金や健康保険などの社会保障にも精通している。大学で教鞭を取る傍ら、福祉系専門学校の非常勤講師を務め、福祉系の国家試験応援ブログで情報を発信するなど、多方面で活躍中。
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