食べやすいだけじゃない、美味しいお料理のコツをご紹介します。
固いお肉をやわらかく
調理法によって、食材をやわらかくすることができます。
- ・包丁を上手に使って
- お肉は、脂身との境にある筋を切り、包丁でたたいたり、切れ目を入れたりすると噛みきりやすくなります。
- ・酵素を活用
- 肉は、加熱すると収縮し、固くなる性質があります。あらかじめ、しょうがや玉ねぎ、パイナップル果汁に漬け込んでおくと、タンパク質分解酵素の働きでお肉がやわらかくなります。
塩分をおさえつつ、美味しくするコツ
- ・香味野菜をアクセントに
- みそやしょうゆにも塩分は含まれます。汁物は調味料を減らす代わりに、しょうが、みょうが、青じそ、ねぎなどの香味野菜をたっぷり加えて。酸味や風味をプラスして、塩分を控えて味はしっかり。香味野菜には血行をよくするなど、うれしい作用もあります。
- ・酢を上手に使う
- 市販のドレッシングやソースにも、塩分は多く含まれています。しょうゆを酢や柑橘類(かぼす、ゆず、レモンなど)の絞り汁で割るなど、上手に活用しましょう。
飲み込むのが苦手な人には、とろみがコツ
とろみをつけると、飲み込みやすく、誤嚥予防にもなります。
- ・ソースやあんを活用
- お肉料理は、ひき肉を使用したものがおすすめ。焼くよりも、蒸すとやわらかいままいただけます。またソースやあんをかけると、ぱさつかず、口の中でまとまって、飲み込みやすくなります。
- ・れんこん、山芋をすりおろして加える
- すりおろしたものを汁物に流し入れたり、鶏団子やハンバーグなどのつなぎにしたり。
味に変化をつけて、飽きさせないコツ
同じおかゆが続くと飽きやすく、栄養も不足しがち。ちょっと工夫してバリエーションをつけましょう。
- ・みそ入り卵がゆ
- 普段のおかゆも、みそ味にすればまた違った味わい。だし汁で煮た軟飯にみそを加えて混ぜます。さらに溶き卵を回し入れてひと煮立ちしたら、できあがり。刻んだネギをのせてもよいでしょう。
- ・ミルクパンがゆ
- 耳を取った食パンを食べやすいサイズにちぎり、牛乳を加え、ふきこぼれに注意しながら煮ます。電子レンジで加熱すると、より簡単にできます。
仕上げにジャム、ココア、きな粉などをかけるのもおすすめ。