高齢者向けの住宅を介護保険から見てみる
2021年9月24日
ラヴィーレ東大和のホームだよりをご覧いただきありがとうございます。
生活相談員の磯野と申します。
要介護度3以上が入居要件である特養や退院後のリハビリが主目的の老健と違い、ご自宅での生活が困難になった際の住まいとして高齢者向けのホームがあります。
名称からわけると「有料老人ホーム」と「サービス付き高齢者向け住宅」に分かれます。
「有料老人ホーム」はさらに「介護付き」「住宅型」「健康型」と別れます。
いずれの場合も「施設」ではなく「住まい」が前提となります。
基本的な建物のつくりは高齢者が住まいやすいバリアフリーを考慮したつくりになっています。
見方を「介護保険の使い方」に着目すると違った視点になります。
「介護付き有料老人ホーム」は、特定施設入居者生活介護に分類されます。
一部のサービス付き高齢者向け住宅でも特定施設入居者生活介護の認定を受けている所もあります。
特定施設入居者生活介護は、介護保険を全額ホームで受け取ります。
例えはおかしいかもしれませんが、「携帯電話の話したい放題」などを思い浮かべると近いかもしれません。
日常の生活は、基本的にケアプランを基に支えますが体調不良などで普段の倍くらい介助量が増えたとしても追加費用は発生しません。
日常の介助量が増減した場合は、ケアプラン更新などを目処に介護認定の変更で対応していきます。
多くの「サービス付き高齢者向け住宅」や「住宅型」「健康型」有料老人ホームは、ご自宅(在宅)と全く同じ「訪問介護利用」と同じ考え方になります。
そのため、介助量が多い方や医療行為(医療保険負担)が多い場合には、自己負担が発生(増加)することがあります。
簡単に区分すると、定額一律の介護付き有料老人ホーム(特定施設入居者生活介護)と積み上げ式の他のホームで別れる事になります。
介護付き有料老人ホームは、介護度が低い方の場合は利用しない部分が発生するかもしれない事を前提に「安心を買う」といった一面があります。
因みに「重要事項説明書」には、「介護に関わる職員体制」という項目があります。
介護付き有料老人ホームは、「3:1」が基準として決まっています。
これは「ご入居者数:職員」が、3人のご入居者様を1人の職員が介護するという意味になります。
介護保険は、要介護度ごとに対応して限度が決められています。
それを時間に換算して、要介護1なら1週間に何分となります。
その時間を合計して、ご入居者様の介護が1週間で何分か。
その時間に対して、3:1以上(3人を1人以上)で介護するようにと決まっています。
ラヴィーレ東大和は、2.5:1となっています。
ご家族さま、近隣地域とも協力し、ご本人の心身の状態に応じた適切なケアを提供します。またケアスタッフやケアマネジャー、看護スタッフなど、多職種が連携し、尊厳を大切にしたケアに努めます。
その他のサービスについて閉じる全室個室なのでご面会は24時間いつでもお気軽にお越しいただけます。居室にトイレや洗面台もあり、ご自宅と同様のプライベート空間を確保。また、緊急呼出装置が各所に設置されており安心です。
※一部ホームでは居室にトイレが無い場合もあります
住み慣れたお部屋で最期を迎えたいというご入居者さまのご要望により、看取りに対応しています。事前に看護処置の準備、医療機関との連携の確認、ご家族さまとの連絡体制の確保などを行い、心を込めて、身体的、精神的苦痛、苦悩の緩和に努めます。
その他のサービスについて閉じる咀嚼力、嚥下力に合わせたやわらか食など、お身体の状態に合わせた形態食をご用意。高血圧や心臓病などの病態別食や、減塩食などにも対応いたします。食べる楽しみを感じ続けていただけるよう、日々メニューの開発に努めています。
その他のサービスについて閉じる1~30日間(29泊)まで、要介護1から要介護5の認定を受けている方がご利用いただけます。車椅子をご利用の方や歩行が困難な方でも、安心してお過ごしいただけます。ご家族の外出等で、ご自宅で過ごすのが困難になる間など、お気軽にご活用ください。
その他のサービスについて閉じる末期がん・難病などの方で、医療依存度が高くご自宅等でのご生活や療養が困難になられた方に向けた、特別な料金プランをご用意しています。また、介護スタッフと看護スタッフが24時間常駐しているので、安心してお過ごしいただけます。
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