徳を積むのは難しい
2024年5月15日
近年の傾向にもれず、気候の乱高下が激しい時節。
皆様いかがお過ごしでしょうか。京都西の小森です。
とある日の昼下がり、駅前に見慣れぬバスが停まっているのに気が付き、
目を凝らして見ると、なんと『献血カー』ではありませんか。
日頃から「社会に貢献したい!」という意欲が高く、血気盛んな私としては
“千載一遇のチャンス”とばかりに、受付に並ぶことに。
「また一つ、徳を積んでしまった…」などと自己満足に浸るのも束の間。
医師による問診があり、今日は昼食を摂っていない旨を伝えると
「空腹が長く、新しい血が作られない状態で血を抜くと危険。
脱水症状を引き起こす可能性がある」との思いがけない指摘に動揺を隠せず、
顔から血の気が引いた私は献血を断念することに。
帰り際、受付の方に頂いた粗品と献血カードがこちらです。
スタッフの方に、採血できずに志半ばで帰る無礼を詫びると
「皆が献血に詳しいわけではないし、来なければ分からなかったことですから。
次回、お待ちしています」との、血の通った優しい言葉を頂戴しました。
そんなこんなで、徳を積むことは叶いませんでしたが
「次回こそは!」と熱き血潮をたぎらせて、
今はお客様の生活を支えることに心血を注いでまいります。
皆様も、献血の際には食事をしっかり摂ってから臨まれることを
お勧めいたします。